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[AFCフットサル選手権2014]日本vsキルギス 試合後の選手コメント

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[5.5 AFCフットサル選手権2014 GL第3戦 日本代表4-0キルギス代表 ホーチミン]

 AFCフットサル選手権は5日にグループステージ最終戦を行った。フットサル日本代表は、キルギス代表に4-0で完封勝利し、通算成績を2勝1敗としてグループステージを2位で突破した。韓国戦に続き、完封勝利を収めた日本は、自分たちの守備に対する自信を取り戻し、明確に頂点への道が見えて来た様子だった。

以下、試合後の選手コメント
●FP稲葉洸太郎(浦安)
―決勝トーナメント進出の感想を。
「ホッとしている感じですね。最低限、(グループで)一番じゃないですけど、突破できたのはとりあえず良かったかなと思います。嬉しいどうこうっていうのは、あまりないですね」
―前半の3点目のアシスト、良い所で、良い仕事をしましたね。
「(隣にいた藤原に向かって)その前の藤原さんのパスのおかげです!! どフリーになっていたから、あれは。自分がどうこうっていうより、フリーだったから、自分がやることをやっただけですね。勝負もできたし、セグンドもあったから、セグンドに出しました。あれは冷静にできました」
―今大会も出場時間が短い中で…。
「まぁ、いつも通りですね(笑)」
―それでも、出たときに仕事をしましたね
「自分の役割はいつも通りです。いつも通りの立ち位置で、いつも通りのときに出て、自分が何をしなきゃいけないかを考えてやる感じです。でも、あと3試合。また試合毎に使われ方が違うと思うし、いっぱい出るかもしれないし、ちょっとかもしれない。それはそれで、その中で自分ができることをしっかりやりきります」
―タイとは何回もやっていますが、印象は?
「タイはかみ合う感じというか、スタイルは似ているし、背丈も似ている。本当に焦らさず、まじめにできた方が勝つと思います。しっかり自分たちの戦い方を焦らさずにやって、攻めでイライラしないように、DFが今は良いから、DFを意識してちょっとでもチャンスができれば問題ないかなと思います」
―3試合中2試合無失点は、良い守備ができている証拠ですね。
「そうですね。それを監督も意識しているし、僕らもそれに乗っかっているので。タイ戦でも守備からできることをやっていきたいと思います」

●FP吉川智貴(名古屋)
―4-0という快勝です。
「疲れました。でも、結果を残さないといけない試合で結果を残せたのは良かったと思いますし、決勝トーナメントに向けて、ここからもう一回勢いに乗るという意味でも非常に良い試合だったんじゃないかなと思います」
―かなり時間は長かったですね。
「そうですね。でも、先制点が大きかったですね。(近くに皆本選手がいることを確認して)亮は決めるんですよ、亮は(笑)!!」
皆本「おいおいおい。後輩だろう(笑)?」
「(笑)でも、本当に良いところで決めてくれたので、勢いに乗れたと思いますし、常に先手を取れたことが良かったと思います」
―スタメンでしたが、どんなことを意識していましたか?
「僕自身はいつも通り。僕の役割というか、バランスを取る部分もそうですし、つなぎ役としての役割もいつも通り果たすことができればと思ってやっていました。いつも名古屋では勝たなければいけないという感じでやっているので、それに似た感じというか、変わらずにできたと思います」
―次はタイとの試合だが?
「僕は今回が初めてのアジア選手権で、やっぱり代表とクラブでは違う部分もあると感じていますが、代表でもチームでもやることは変わりませんし、自分の良さを出すことで、チームにプラスになると思うので。あまり特別っていう感覚も持たないように、いつも通りを意識してやっています。次もいつも通りにやりたいと思います」

●FP滝田学(町田)
―どんなことを意識して試合に入った?
「今までスタメンじゃなかったのですが、スタメンの人がウズベキ戦も含めて、本当に良い入り方をしてくれていたので、その流れをくずしたくなかったですし、それ以上の入り方ができれば絶対に勝てると思っていました」
―キルギスの守備がそこまでハードではなかった?
「そうですね。そんなにハードではなかったですけど、そこをうまく突くことができました。(2点目の場面では)(森岡)薫くんも、貯めてギリギリまで待って当てられる選手だし、(吉川)智貴もそこを突いて真ん中まで走ったので。すごく良い試合の入り方ができたと思います」
―先に先制できたことも大きかった?
「大きかったですね。みんなすごく良い雰囲気で入ることはできたけど、緊張はしていたので。あそこで点が取れたのは良かったですね」
―2試合が完封だが?
「ミゲルも言っていますが、DFのチームなので。僕らがマックスで自分たちのDFができれば、勝てるチームはいないと断言しているし、僕らもそれを信じてやっています。自信を持ってやっているので、成果として出ているのはうれしいです」
―次の試合はタイですが?
「やりますよ。別に相手がどこじゃなくて、僕たちはまず決勝まで行くこと。これだけ多くの人が来てくれているので。最後まで日本の応援をしてもらえるように頑張ります」

●FP皆本晃(府中)
―先制点がチームを楽にしました。あの場面を振り返って?
「良い球が来たので。諦めずに走っていれば、そういう球が来るっていうのをわかっているので、そこはしっかりやっていきたいです」
―あのゴールの後は、精神的に変わりましたか?
「そうですね。今日は本当にプレッシャーの掛かったゲームだったので。引き分け以下で予選敗退という、今までにないという中で、すごく若いチームなのでプレッシャーもあったんですけど、あの1点で軽くできたかなと思います」
―立ち上がりに意識していたことは?
「シュートを打つこともそうですが、勝たなければいけないということもあったので、DFからということを常に心がけていました。DFが決壊しちゃったら、どうにもならないし。DFが良ければ、そのまま攻撃にも良いリズムで入れるのがわかっているので」
―ピヴォにゴールがない中で、アラの選手が多く点を取っています。
「このチームは、どちらかというとピヴォが点を取る(攻撃の)つくり方はしていないので、ピヴォが点を取るのは難しいと思います。でも、その代わりに攻撃の起点をつくってくれたり、今回のようにアシストだったり、もう一つ前のところで絡んだりしているので。そういうところでピヴォが大きな役割を果たしてくれています。本人たちは、点を取りたいと思っているかもしれませんが、そんなに悪いことじゃないのかなと思います」
―あらためて、決勝トーナメントに進出できたことについて?
「最低限の結果は出せたのかなと。僕たちは優勝しか目指していないので、ここから一つひとつ全試合を決勝戦だと思ってやっていきたいです」
―次はタイが相手だが?
「どこが相手であっても、ベスト8以降はすべて強い相手だと思うので。全部決勝戦のつもりでやっていきたいです」
―個人的には初めてのアジア選手権だが、良い大会になっているのでは?
「まぁ、このためにスペインとかにも行っていたので、自信を持ってやれているのかなと思います。もっと高いレベルのリーグでプレーしていたという自信もあるので、アジア選手権だからって、そこまでレベルが高いとは僕は感じていないので。難しさはいろいろありますが、レベルで言えばスペインの方が高いと思うので、もまれてきた自信がこういうところでも生きていると思います。でも、ここからが本番だと思うので。まだ本当に最低限なので、一つひとつしっかり勝って、優勝したいと思います」

●GK藤原潤(浦安)
―今日、先発はどのタイミングで聞かされた?
「朝ごはんが終わったときに、コーチの小森さんに『今日行くから』って伝えられて。理由は特に聞かなかったです。別に川さん(川原永光)が悪かったからじゃないと思うんですけど、僕も(関口)優志も準備はしてきましたし、どういう理由でそういう風になったのかは聞いてないのでわかりませんが、考えがある中で僕を起用してくれたと思うので、その期待に応えないといけないなっていう気持ちで試合に入りました」
―今大会初出場でしたが、落ち着いてプレーしていましたね。
「そうですね。コンディションとかも常にホテルのジムを使って、優志たちと一緒に動いていたので。試合とかもスペイン遠征や名古屋合宿でハードなスケジュールでやってきたので、不安なく入れたと思うんですけど、途中で川さんが『顔がかてーぞ』って頭をコツンと叩いてくれたので、もしかしたらちょっと硬かったのかもしれません(笑)。期待に応えられたっていうほど、ボールも来てなかったので。チームとして勝てたことが良かったかなと思います」
―前から相当、守備を意識してやっていましたね。
「監督も『このチームはDFから入らないといけないから』って言っていましたが、みんなハードワークして、試合に入れたことが本当に今日の試合に勝てた要因に尽きると思います」

(取材・文 河合拓)

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