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[AFCフットサル選手権2014]日本はキルギスに快勝し、決勝T進出! 準々決勝はタイと対戦

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[5.5 AFCフットサル選手権2014 GL第3戦 日本代表4-0キルギス代表 ホーチミン]

 AFCフットサル選手権は5日、グループリーグ最終日を行い、フットサル日本代表はフットサル・キルギス代表と対戦した。勝利以外の結果では、史上初のグループステージ敗退となる可能性のあった日本だが、前半4分にFP皆本晃のゴールで先制すると、その後も優勢に試合を進めて3点リードで前半を折り返す。後半残り6分からパワープレーを仕掛けてきた相手から、FP小曽戸允哉がこの日2点目となるゴールを決め、日本は4-0で勝利。グループステージを2位で突破し、前回大会で決勝を戦ったタイと準々決勝で激突する。

 日本代表は、過去2戦と大きくスタメンを変更した。GKには今大会初出場となる藤原潤、FPも滝田学森岡薫仁部屋和弘吉川智貴という今大会スタートからは初めてとなる組み合わせで試合に臨んだ。

 引き分け以下の結果では、史上初のグループステージ敗退というところに追い込まれた日本だが、前半から力の差を見せた。前半4分に左サイドのFP星翔太が折り返したボールを皆本が押し込み先制すると、その後もキルギスにチャンスをつくらせない。同9分には、右サイドの森岡から中央で吉川がボールを受ける。吉川がシュートを放つと、GKがパンチング。このこぼれ球を回収した仁部屋が、しっかりとゴールネットを揺らし、2-0とリードを広げた。

 決勝トーナメント進出に、勝ち点1が必要なキルギスも、FPヴァディムが強烈なシュートを放つが、日本も体を張った守備でゴールを許さない。その後もボールを保持する日本は、15分に西谷から左の中村を経由し、ゴール前のFP渡邉知晃が決定機を得るが、シュートはGKに阻まれた。その直後にも西谷がPA外からシュートを放ち、ゴールを脅かしたが、これもGKキリルに防がれた。

 シュート数でキルギスを圧倒する日本は、前半17分にFP稲葉洸太郎からゴール前の小曽戸にパスが通ると、パスを受けた小曽戸がダイレクトシュート。これがゴールに決まって、日本は前半だけで3点をリードした。

 後半の立ち上がりも日本はキルギスのゴールに迫っていく。1分に渡邉が小曽戸のシュート性のボールにゴール前で詰めたが、わずかに右に外れる。同6分には仁部屋のサイドチェンジを受けた星がシュートするが、これもGKのセーブに遭う。9分にも左サイドの森岡から、ゴール前に走り込んだ吉川にパスが出るが、速いボールに合わせた吉川のシュートは枠を越えて行った。

 順調に時間を進める日本だが、後半10分までに4つのファウルを犯してしまう。前半にイエローカードを受けた仁部屋を温存しながら戦う日本は、14分にも吉川が小曽戸とのワンツーからゴールを狙うが、シュートは左に逸れて行く。

 残り時間が6分を切ると、キルギスはFPドゥバナエフをGKにしてパワープレーを仕掛けてくる。後半16分、タイトな守備でボールを奪った日本は小曽戸が速攻から無人のゴールにシュートを流し込み、4点差にリードを広げた。その後もパワープレーを続けるキルギスに対し、日本は選手を入れ替えながら機動力を落とさずに対応していく。最後までキルギスにチャンスをつくらせずに2試合ぶりの完封勝利を収めた。

 同時刻に行われていたウズベキスタン対韓国で、ウズベキスタンが勝利したため、日本は2位でグループを突破。準々決勝ではタイと対戦することとなった。

(取材・文 河合拓)

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