AFCフットサル選手権2014は10日に決勝を迎える。日本代表は初の連覇を賭けて、過去最多優勝を誇るイラン代表と戦う。2001年から日本代表のゴールマウスを預かって来たGK川原永光は、今大会のグループステージ第3戦のキルギス戦で控えに回り、準決勝のクウェート戦ではベンチ外となった。それでもチーム最年長のベテランは、年下の2人のGKを盛り上げ、チームの結束力を高めている。優勝すれば、自身にとっても初の連覇となる川原は「ここまで来たらね、優勝。絶対優勝」とチームを盛り立てる。決勝は10日の日本時間21時にキックオフを迎え、NHK-BS1で生中継される。

　以下、クウェート戦後のGK川原選手インタビュー
●GK川原永光(浜松)
―若いチームが、決勝進出を決めました。
「おめでとうございます!!」
―裏方として、すごくチームを支えているらしいじゃないですか。
「そんなことないよ」
―準決勝のベンチ外は、ケガ?
「足の付け根がね。2試合出ていないと、固まっちゃって痛くて。試合に出ていなくて、だんだん相手が強くなっていく中で、(藤原)潤がケガして、いきなり出場することになっても、良いプレーができないから。それなら(関口)優志が行ったほうがいいと思ったし。それでも活躍できる選手だから」
―決勝に向けては?
「トレーナーの腕次第ですよね。道具とかがあればいいのですが、どこまで回復するかですね。でも、(藤原)潤がやってくれるでしょう」
―藤原選手を見ていてどうですか?
「いいんじゃないですか?　PUMA杯のときから調子を上げているし、スペインでも試合に半分しか出ていないけど、インテル戦も良かったから、やると思うよ。3人の中で一番ノっていると思うし。それが良い選択かは、結果を見ないとわからないからね。こっちはこっちで、できることはサポートしていきたい。そのために精神的に潤を鍛えないといけないからね(笑)」
―川原選手が、アジア選手権を外から見るのは初めてでは?
「初めてだね。今日もベンチに入れって言われていたけど、ちょっとそんな状態で迷惑を掛ける可能性があるから、そういう自分の判断でした。決勝も、当日を待たないと自分が出られるかはわかりません。でも、ここまで来たらね、優勝。絶対優勝」

(取材・文　河合拓)