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[AFCフットサル選手権2014]本日決勝! 連覇を目指す日本代表FP森岡「自分たちは挑戦者」

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 AFCフットサル選手権2014は10日に決勝を迎える。日本代表は初の連覇を賭けて、過去最多優勝を誇るイラン代表と戦う。2010年に日本国籍を取得し、日本代表の一員となったFP森岡薫にとって今大会は初のアジア選手権。しかし、直前のスペイン遠征でヒザを負傷し、一時はチームを離脱した。何とか本大会に間に合わせたものの、万全の状態でプレーできないもどかしさを、強く感じている。8日は息子の誕生日だったが、この日はゴールを挙げられなかった。森岡は「2日遅れになるけど、決勝でバースデーゴールを決める」と意気込む。決勝は10日の日本時間21時にキックオフを迎え、NHK-BS1で生中継される。

 以下、クウェート戦後のFP森岡選手インタビュー
●FP森岡薫(名古屋)
―決勝進出が決まりました。足の状態は?
「もう全然大丈夫です…。全然っていうことはないけど、明後日の決勝では、打つよ。たくさん」
―今日はシュートが少なかったのでは?
「うん。でも、こういう厳しい試合の方がいいよね。昨日のタイもそうだし。今日は後半に2、3点入ったときに試合は終わったけどね。向こうも諦めちゃって、選手同士で言い合いをしていたし、これはもうないなと思ってみていたけどね」
―疲労は?
「ないっすね。あまり出てないからね。疲労はない」
―決勝に向けて大きいのでは?
「僕は全然、まだ走れますけどね。でも、みんながどんな感じかはわからないから。あとはウズベキがどれだけイランを疲れさせてくれるか。でも、良かったよ。決勝に行けて。2大会連続の優勝はないんだよね。2年連続決勝も久しぶりだしね」
―今日は息子さんのバースデーゴールがなくて、残念でした。
「そうだね。でも、決勝で点を取って、2日遅れだけど、バースデーゴールにしますよ。見ていてどうだった?」
―前半は細かく選手交代をして、リズムをつかむのが難しそうでした。
「そうだね。難しかったね。ミゲルも、相手のやり方を見て、3セットで回しても勝てると思ったんじゃないですかね。ただ、それで前半が1-1で終わってしまったから、何が起きるかわからないと思ったのか、後半は組み直しましたからね」
―終盤に渡邉選手とピヴォが2人になったときは、後ろでプレーしていましたね?
「ちょっとバランスを取るというか、ボールをもらうところができていなかったから。前半はそれで苦しんだんですよね。横のパスが多いけど、縦に行くパスがなくて。縦の動きもなくて。相手の間でもらう動きも少なかったから、ボールも回らなかった。でも、最初の2点はデカかったので」
―後半の最初ですね?
「うん。皆本と。それで(稲葉)洸太郎でしょ? あれで決まったかなと思ったね」
―左サイドであまりボールを持ってない?
「シュートに行けてないからね。左サイドであまりボールを持てない。すごく引いてくるし、分かっているのかわからないけど、逆サイドがすごく絞ってきているから、もうちょっと絞っている間に、逆サイドが走ってくれればそこに出せるけど、なかなかいないから。それも、ノブ(小曽戸允哉)と一回あった。FKになって、ノブからパスをもらって、オレが打とうと思ったら相手が来たから、体を入れてパスしようと思ったら、ノブは下がっちゃった。前に出せば、そのままフィニッシュに行ける。その辺の連係がまだ足りないかな。下がっちゃうと、横、横のパスだけだと、向こうの狙いだからね。そういう動きをしたら、向こうのDFが有利になるよね」
―でも、もうあと1試合です。
「明後日の試合で優勝できたら、もちろんうれしいよ。この足で戦ったわけだからね。でも、あと2年後の大会は、またやりたいな。自分の大会にしたいというか、納得のできるプレーがしたいよね。未だに納得できるプレーができないから。今できるリミットを考えたら、納得はできるけど、実際はこれがリミットじゃないからね」
―イランとの決勝戦です。
「もちろん楽しむけどね。だからね、それこそ100%だったらなって。でも、ケガをしているからっていう言いわけにはできないし、イランが有利だと思う人は多いだろうけどね。でも、自分たちは挑戦者のつもりで、そこはやっていきたいです」

(取材・文 河合拓)

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