同じ過ちは繰り返せない。9月1日にホームで行われたW杯アジア最終予選初戦UAE戦でゴールマウスを託された日本代表GK西川周作(浦和)だったが、チームは1-2で敗れて悔しさを味わった。

　しかし、9月6日の第2節タイ戦で2-0の完封勝利を収めて、最終予選初白星を獲得。さらなる巻き返しを誓う第3節イラク戦に向けて、バヒド・ハリルホジッチ監督から「僕たちを信じていると強く言ってくれるし、誰が試合に出ようと皆が同じ方向を向いて勝ちに行くと強く言っていた」と言葉を掛けられたように、チーム一丸となって目指すは勝ち点3獲得だけだ。

　UAE戦の敗戦もあり、「自分たちはホームで同じことを繰り返してはいけないと思っている」と語る西川自身のコンディションは、「非常にいい準備ができた。メンタル面、フィジカル面も良く、明日はいい状態で挑める」と万全だ。「余計なことは考えずに無心で楽しむことができれば、チームは必ずいい方向に向かっていく」とゴールマウスにカギをかけ、チームを勝利に導こうとしている。

(取材・文　折戸岳彦)

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