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猛暑、乾燥、劣悪ピッチ…悪条件そろうイラク戦へ酒井宏樹「覚悟はできている」

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猛暑の中、汗を流すDF酒井宏樹

 猛暑も乾燥も劣悪なピッチコンディションも言い訳にはならない。日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)は13日のW杯アジア最終予選・イラク戦(テヘラン)に向け、「やるしかないですから。そういう意味で覚悟はできている」と、強い決意を口にした。

「90分が終わったあとに僕らが1点でも多く取っていれば勝ち。そこだけを信じてがんばっていきたい」。3月の最終予選2連戦はいずれも無失点で完封勝利を飾ったが、今月7日のシリア戦(1-1)は後半3分にセットプレーから先制点を献上。1点を追う厳しい展開となった。

 試合の入り方も良くなかったシリア戦を本番への教訓にしたいところ。「ゴールから遠い位置で(ピンチの)芽をつぶしていきたいし、1点取られてからでは遅い。立ち上がりから僕らのアクションが大事なる」と、まずは失点しない試合運びを意識している。

「(ピッチの)中で話し合っていくことが必要だし、みんなで修正していかないといけない。試合が始まったらハーフタイムまで待てない。90分は早いので、自分たちの中で意見を出し合って修正していければ」

 悪条件のそろう過酷な試合環境だからこそ、ピッチ上での柔軟な対応が求められる。「僕らの最終目標は勝ち点3。そこを目指してがんばりたい」。決戦を3日後に控え、静かに闘志を燃やしていた。

(取材・文 西山紘平)

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