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「自分の経験不足」PK献上の宇賀神、30歳バースデーデビューも前半で交代

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30歳の誕生日に代表デビューを飾ったDF宇賀神友弥だが…

[3.23 国際親善試合 日本1-1マリ リエージュ]

 悔やまれるデビュー戦、ほろ苦いバースデーとなった。この日、30歳の誕生日を迎えた日本代表DF宇賀神友弥が右サイドバックで先発デビュー。故障者続出のピンチをチャンスに変え、アピールの機会をつかんだが、痛恨のPK献上で失点に絡んでしまった。

 前半42分、自陣PA内でクリア体勢に入ったが、FWムッサ・ジェネポが一歩早くボールに触れ、遅れて伸ばした右足で相手の右太腿付近を蹴ってしまった。

「PKを与えたシーンは自分の経験不足だった。アフリカの選手は一歩が伸びてくる。そういうのを自分は体験してこなかった。経験不足だった」

 このプレーで与えたPKをFWアブドゥライ・ディアビに決められ、0-1。前半19分にイエローカードを受けていたこともあり、1点ビハインドで折り返したハーフタイムに途中交代となった。

「もっと長くプレーしないといけなかった。サイドバックの選手だし、自分がもっと長くプレーできれば、前線の選手をもっと(交代で)使えたかもしれない」。そう反省した宇賀神は「最後、追いついてくれたのは良かったけど、1失点に絡んでしまったのは残念」とうなだれた。

「その他のプレーは自信を持ってプレーできた」。積極的な攻撃参加から鋭いクロスを上げるシーンもあった。「もっと長い時間やりたかった」。悔やまれるデビュー戦だったが、落ち込んでいる時間はない。中3日で27日にはウクライナ代表と対戦する。「切り替えるしかない。しっかり切り替えて残りの練習からいいプレーをしていきたい」と自分に言い聞かせるように話した。

(取材・文 西山紘平)

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