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「記憶にない」西野Jが異例の調整、全体練習はセットプレーの確認のみ

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セットプレーの練習で守備陣がクロスへの対応を確認する

 オーストリアで事前キャンプ中の日本代表は5日、インスブルック郊外のゼーフェルトで練習を行った。前日4日は2部練習で追い込んだが、この日はセットプレーの確認のみで全体練習は終わり、その後は選手それぞれがシュート練習など自主トレで汗を流した。

 MF山口蛍(C大阪)も「セットプレーだけのトレーニングというのはあんまりなかった。(代表では)記憶にあるところではない」と驚く異例の調整。DF長友佑都(ガラタサライ)は「昨日負荷をかけてやったので、今日は午前中、筋トレをやる人は各自でやって、午後はセットプレーの確認だった」と明かした。

 公開練習だったこともあり、サインプレーなどの細かい確認はせず、左右両サイドからのプレースキックにゴール前で合わせるシンプルな形を繰り返した。長友は「最近、点が入っていないので、ボールに合わせる感覚を長い時間、確かめた。一人ひとりが感覚を確かめながらやっていた」と指摘。30日のガーナ戦(0-2)でクロスが合わない場面が多かったこともあり、ディフェンスを付けない形で左右からのFK、CKを確認した。長友によると、西野監督からは「今後はトリックプレーとかも細かくやっていくという話があった」という。

 セットプレーの練習はビブスなしのチームとビブスありのチームに分かれ、入れ替わりながら行われた。主にキッカーを務めたのはMF本田圭佑、MF宇佐美貴史、MF香川真司、MF大島僚太、MF乾貴士、MF柴崎岳。チーム分けは前日4日に行った紅白戦の1本目と同じで、ビブスなしのチームが8日の国際親善試合・スイス戦(ルガーノ)の先発候補とみられる。

以下、セットプレー練習でのチーム分け

[ビブスなし]
大迫勇也、原口元気、本田圭佑、宇佐美貴史、長谷部誠、大島僚太、酒井高徳、吉田麻也、昌子源※、長友佑都

[ビブスあり]
岡崎慎司、武藤嘉紀、香川真司、乾貴士、柴崎岳、山口蛍、遠藤航、植田直通、槙野智章※、酒井宏樹

※途中から昌子と槙野が入れ替わった

(取材・文 西山紘平)

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