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「当たって砕けろではないけど…」3大会連続“大役”務めた長谷部が感じた8年前との違い

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日本代表MF長谷部誠

[7.2 ロシアW杯決勝トーナメント1回戦 日本2-3ベルギー ロストフ・ナ・ドヌ]

 8年前にも辿り着いたベスト16の舞台。10年南アフリカW杯決勝トーナメント1回戦で、パラグアイにPK戦の末に敗れたときとは違う感触が残った。3大会連続でキャプテンの大役を務めた日本代表MF長谷部誠はそう振り返った。

 後半3分にMF原口元気、同7分にMF乾貴士の得点で2点のリードを奪った。しかし同10分にベルギーがMFマルアン・フェライニとMFナセル・シャドリを同時投入して圧力を強め、「シンプルにクロスを上げてという状況になって厳しい戦いになった」。同24分に「ウチにとってはアンラッキーな部分はあったかもしれない」というDFヤン・フェルトンヘンのヘディングシュートで1点差に詰め寄られ、同29分にはFWエデン・アザールのクロスからフェライニにヘディングで叩き込まれて同点に追い付かれる。そして後半アディショナルタイム、カウンターから決勝点を献上して2-3の逆転負けを喫して大会から姿を消すことになった。

「あと一歩なのか、何歩先をベルギーがいっているのかというのは難しいところではある」。悔しさを滲ませつつも、「守りに入らずにアグレッシブにドンドン攻めたこのチームを誇りに思う」と続けた。

 8年前の南アフリカ大会で対戦したのはパラグアイで、今回のベルギーとは対戦相手が違う。そして、「8年前はかなり守備的に戦った。でも今日は絶対に受け身にならずに、守備でも自分たちからアクションを起こしていこうと話していた」と日本の戦い方も違った。シチュエーションは違ったかもしれない。しかし、同じベスト16での戦い。「『当たって砕けろ』ではないけど、チャレンジというか、勇気を持って行けた部分がかなりあったので、そういう部分では8年前よりも手応えや戦えた部分はある」とキャプテンは胸を張った。

(取材・文 折戸岳彦)

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