beacon

J復帰後初ゴールで勢いに乗るFW大迫「この2チームを僕らが叩かないといけない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW大迫勇也(神戸)

 カタールW杯アジア最終予選の最初の山場である敵地でのサウジアラビア戦に向けて、試合が行われるジッダ入りしている日本代表FW大迫勇也(神戸)がメディア対応した。

 サウジアラビアについて聞かれると「個の能力が上がってきているチーム。欧州の監督が規律や戦術をチームに落とし込んでいる印象がある」と警戒心を高めつつ、「今、僕らが置かれている状況は全員が分かっている」と強調。9月の2試合で1勝1敗と出遅れた日本に対して、サウジアラビアとオーストラリアがそれぞれ2連勝したことを挙げ、「ここでこの2チームを僕らが叩かないといけないと強く感じている。危機感というか、全選手が同じ方向を向いてよい準備をして良い試合の入り方をすることが重要になる」ときっぱり言った。

 今夏、約7年半ぶりにJリーグに復帰した。所属の神戸では、復帰当初は日本特有の高温多湿の気候に調子が上がっていないようにも見えたが、チーム加入後6試合目となる10月2日の浦和戦で、日本復帰後の初ゴールを決めた。

 代表でも盟友だった酒井高徳からのパスに合わせて相手DFと競り合いながら左足で決めたゴールは力強さと技術を兼ね備えた一撃。「長かったけど、まだまだ積み重ねていきたい」と語っており、フィジカルにも気持ちにも良い刺激が入っている様子だ。

 大迫自身は「コンディションはそこまで変わらない」と言うが、所属チームで得点を決めての代表合流は、プラス材料に他ならない。

「今回は最終予選の前半戦の山場。ここでしっかり結果を出せればW杯に近づけるし、出せなければW杯は厳しくなる。しっかりと自分たちのプレーを出すことと、結果を出し切れるように最高の準備をしたい」と言葉に力を込めた。

(取材・文 矢内由美子)
●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧

TOP