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世界一奪還へ…なでしこジャパン池田監督「しっかりと掴みにいく」

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左から佐々木則夫女子委員長、池田太監督、田嶋幸三会長

 13日、女子ワールドカップを戦う日本女子代表(なでしこジャパン)のメンバー23人が発表された。「4年に一度の大きな大会なのでチームとして(優勝を)目指しにいく」。記者会見に臨んだ池田太監督が大会への意気込みを語った。

 オーストラリアとニュージーランドで共催される今回の女子W杯。7月20日に開幕する同大会で、日本はグループリーグから準決勝までの計6試合をニュージーランド国内で戦い、決勝の地・オーストラリアのシドニーを目指す。

 池田監督は「日本女子サッカーの代表として、支えてくださった人々の想い、23人に入れなかった選手の思いを気持ちに留め、責任と覚悟と大好きなサッカーで世界の頂点を目指す喜びを持って戦ってほしい」と23人を選出。目指すのはもちろん2011年のドイツ大会以来となる世界一だ。

「2011年に世界の頂点に立ち、また翌年に五輪でも世界の上位に食い込む戦いを繰り広げた。そういった過去の優勝、ポジティブな部分をまたなでしこのメンバーでしっかりと掴みにいく」

 記者会見に同席した佐々木則夫女子委員長は、なでしこジャパンを初の世界一へ導いた当の本人。「世界のサッカーが変わり、出場国が多くなり、チャンピオンを掴むため以前よりも難しくなっている現実はある」としつつ、「我々スタッフが気を張らず、マインドを選手たちと一緒にしてトップを目指す方が楽しいものになるが、そういった意味では、池田監督は双方バランスよく目指してくれている」と指揮官に期待を寄せた。

(取材・文 成田敏彬)

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