beacon

FW名和田我空がFK弾含む2発!U-17日本代表が韓国を3-0で下し、史上初のアジア連覇!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

優勝を喜ぶU-17日本代表の選手たち

[7.2 AFC U17アジアカップ決勝 U-17日本 3-0 U-17韓国]

 U-17日本代表が宿敵・韓国を破り、史上初のアジア連覇――。2日、AFC U17アジアカップ タイ2023決勝が行われ、U-17日本代表がFW名和田我空(神村学園高)の直接FK弾を含む2得点とFW道脇豊(熊本)のゴールによって3-0でU-17韓国代表に勝利。18年大会(当時はAFC U-16選手権)に続き、2大会連続4度目のアジア制覇を果たした。

 史上初の日韓戦となったU17アジアカップファイナル。日本は3-0でイランに勝利した準決勝から先発5人を入れ替えた。4-4-2システムの日本はGKが後藤亘(FC東京U-18)、4バックは右SB柴田翔太郎(川崎F U-18)、CB本多康太郎(湘南U-18)、CB土屋櫂大(川崎F U-18)、キャプテンの左SB小杉啓太(湘南U-18)、中盤は矢田龍之介(清水ユース)と中島洋太朗(広島ユース)のダブルボランチ、右SH佐藤龍之介(FC東京U-18)、左SH吉永夢希(神村学園高)、そしていずれも今大会3得点の道脇と名和田が2トップに構えた。

 立ち上がりは4-3-3システムの韓国がボールを保持する展開。日本の出方を見ながら長短のパスでボールを動かす。日本のファーストシュートは5分。名和田からのパスを受けた道脇がターンから左足ミドルを放つ。7分には中島の展開から左の吉永がDFをかわして前進し、ラストパス。日本はミスからピンチになりかけるシーンがあったが、CB土屋が阻止して決定打を打たせない。

 日本はセカンドボールを回収し、ポゼッションする時間を増加。矢田、中島がDFを外して1タッチを交えた崩しに持ち込む。24分には中盤で縦パスを受けた矢田がDF2人を剥がし、柴田、佐藤と繋いで右サイドを攻略。佐藤の折返しをニアで受けた名和田がターンから左足クロスを上げる。最後は道脇がダイビングヘッド。だが、GKに反応された。日本は34分にも名和田が右足シュートを放ったが、一方で斜めのパスを繋ぐ相手に背後を突かれるシーンも。だが、小杉や本多が対応し、38分にはDFが振り切られたものの飛び出したGK後藤が阻んだ。

 一進一退の好ゲームは前半終了間際にスコアが動く。44分、日本は左中間で縦パスをコントロールした道脇がファウルで止められる。このプレーで韓国の大型CBコ・ジョン・ヒョンが2枚目のイエローカード。退場し、日本は数的優位を得た。そして、このFKを名和田が右足で直接狙う。すると、鋭く変化したボールはゴール左上隅に突き刺さった。名和田の今大会得点ランキング首位タイに並ぶ4得点目のスーパーゴール。前半を1-0で折り返した日本は後半立ち上がりにも吉永の突破から道脇が左足シュートを放つなど立て続けにチャンスを作る。

 日本は佐藤や中島の攻撃から守備への切り替えが非常に速く、厳しいチェックでボールを奪い返す。10分にはPAへ攻め込むと、名和田との連係から佐藤が強烈な右足シュート。また吉永からクロスが幾度か上がっていたものの、相手GK、DFの好守の前に2点目を奪うことができない。日本は16分、イエローカードを受けた矢田に代えて今大会4得点のMF望月耕平(横浜FMユース)を右SHへ投入。佐藤がボランチへ移った。

 日本は21分、待望の追加点を挙げる。佐藤がペナルティーアークの望月へ鋭い縦パス。望月が絶妙なターンから柔らかいスルーパスを通す。これに走り込んだ名和田がGKとの1対1を制し、右足でゴール。名和田のこの試合2得点目、得点ランキング首位に躍り出る今大会5得点目で2-0とした。

 日本は34分、中島とMF山本丈偉(東京Vユース)をスイッチ。終盤も小杉、土屋、本多、柴田の4バックやGK後藤が安定していた。日本は42分、吉永と土屋に代えてCB永野修都(FC東京U-18)とMF川村楽人(東京Vユース)をピッチへ送り出す。その後も道脇中心にゴールを目指し続けた日本は45+6分、佐藤のスルーパスから道脇が右足で右足でゴール。3-0で勝利し、史上初のアジア連覇を果たした。

 日本は今大会、準々決勝を突破した時点でU-17ワールドカップ(11月、インドネシア)出場権を獲得。アジア王者・日本が次は世界で舞う。


▼関連リンク
AFC U17アジアカップ タイ2023特設ページ
●U-17ワールドカップ2023特集ページ

TOP