beacon

U-22日本代表は2大会連続で韓国に敗れて準優勝…内野航太郎が先制弾も痛恨2失点、アジア大会13年ぶり制覇ならず

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-22日本代表は準優勝

[10.7 アジア大会決勝 U-22日本 1-2 韓国 杭州]

 第19回アジア競技大会は28日に決勝を行い、パリオリンピック世代のU-22日本代表はU-24韓国代表に1-2で敗戦。開始2分にFW内野航太郎(筑波大)が先制ゴールを挙げるが、前半27分に追いつかれる。1-1で前半を折り返すと、後半11分に逆転ゴールを決められ、2大会連続で準優勝となった。

 13年ぶり2度目の優勝に王手をかけた日本が、前回大会の決勝で敗れた相手、韓国に挑む。4-3-3の布陣で、GKは藤田和輝(栃木)、4バックは左からDF奥田勇斗(桃山学院大/C大阪内定)、DF山崎大地(広島)、DF馬場晴也(札幌/Cap)、DF吉田真那斗(鹿屋体育大/横浜FM内定)。アンカーにMF松岡大起(グレミオ)が入り、MF重見柾斗(福岡大/福岡内定)はボランチ気味に右インサイドハーフでプレー。左インサイドハーフのMF西川潤(鳥栖)はトップ下気味に動く。前線3枚は左からMF佐藤恵允(ブレーメン)、内野、MF松村優太(鹿島)となった。

 対するU-24世代とオーバーエイジを含む韓国は、MFイ・ガンイン(パリSG)、FWチョン・ウヨン(シュツットガルト)、DFイ・ハンボム(ミッティラン)、DFパク・ギュヒョン(ドレスデン)といった欧州組を起用。アジア大会初の3連覇を目指し、日本に立ちはだかる。

 先手を打ったのは日本。前半2分、中盤でボールを奪い切ると、重見が左サイドに展開。佐藤が鋭い突破で左サイドの深い位置まで入り込み、中央に折り返す。相手選手に当たってPA中央にこぼれたボールを、重見がPA右にパス。内野が右足でトラップし、ニアサイドを打ち抜いて先制ゴールを挙げた。

 しかし、日本は先制後からペースを韓国に奪われる。ビルドアップを崩されてピンチを招くと、徐々に決定機を作られていく。前半27分にはMFペク・スンホにボールを持たれ、最後はDFファン・ジェウォンにクロスを上げられる。ファーサイドのチョン・ウヨンにヘディングシュートを決められ、今大会8点目で1-1の同点に追いつかれた。

 その後も前半終了までは韓国にチャンスを作られ続け、そのまま1-1で後半に折り返した。

 後半も日本は押し込まれる時間が続く。そして後半11分に試合をひっくり返される。ファン・ジェウォンのドリブル突破から敵陣内に折り返されたところを、チョン・ウヨンに収められる。PA中央でこぼれたボールをMFチョ・ヨンウクにシュートまで押し込まれ、1-2と逆転を許した。

 追いかける展開となった日本は、後半16分に2枚替え。内野と吉田を下げ、FW鮎川峻(大分)とDF関根大輝(拓殖大/柏内定)を投入した。4バックから3バックに変え、3-4-2-1の布陣。最終ラインは左から山崎、馬場、関根を並べる。松岡と重見のボランチ2人、奥野が左、松村が右のWB。鮎川と西川が2シャドーで、1トップに佐藤が入った。23分には重見からMF谷内田哲平(京都)を出場させる。

 布陣を変えて拮抗状態に持ち込んだ日本は、さらに後半33分に2枚替え。奥野と西川に代えて、MF日野翔太(拓殖大/鳥栖内定)とMF小見洋太(新潟)を入れた。それでも日本はシュートを打てない。後半38分にはFWオム・ウォンサングのシュートがゴール枠内を捉えるが、GK藤田の好反応でボールをはじき出し、ピンチをしのいだ。

 試合はそのまま終了し、日本は1-2で敗戦。前回大会に続き、韓国に敗れる形で準優勝となった。

●第19回アジア大会特集ページ
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

TOP