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久保から「体幹を鍛えた方がいい」と金言もらった貴田遼河、南野からも多くを吸収中

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トレーニングパートナーのFW貴田遼河

 名古屋で昨季J1リーグ12試合に出場したU-18日本代表FW貴田遼河がアジア杯を戦う日本代表のトレーニングパートナーとしてドーハでの合宿に帯同し、多くのものを吸収している。20日の練習後、報道陣に対応。どんな意識で合宿に参加しているのかを聞かれると、開口一番、「自分は最初から南野拓実選手のプレーを参考にしようと思っていた」と、目をキラキラさせながら明かした。

「自分はボールを持ったらやれる自信があるけど、ボールを持っていないときの動きだったり、自分が犠牲になってだれかに受けさせる動きはあまり得意ではない。南野選手はそれが得意なのかなというイメージがあったので、そこはすごく観察している。まだ本人に聞けていないところもあるけど、しっかり盗んで持って帰れたらと思う」

  高校3年生だった昨年4月19日のルヴァン杯・横浜FC戦で2得点を挙げ、同5月にプロ契約を結んだ期待の18歳は「ボールを受けたときに自分がだれに似ているかというのをまだ自分は見つけられていない。すごく難しいんですけど、前線の選手なら南野選手かなと思う」とイメージを描いているようだ。

 合宿では食事会場でMF久保建英から話を聞く機会もあり、ポジションや年齢が近いということで体づくりについてのアドバイスをもらったという。

「ここに来る前から自分が思っていたのですが、久保選手はフィジカルというよりも体幹がすごいなイメージだった。話を聞いて、シュート力を上げるときは下半身を鍛えることも大事だけど、筋トレよりもしっかり体幹を安定させた方がいいよと言われて、すごく学ばせてもらっている」

 合宿中の過ごし方についても大いに刺激を受け、「ピッチ外のところで選手たちがお互いに話し合って、ホテルでも選手だけのミーティングをしているのがすごい」と、これについても目を輝かせて言った貴田。「U-19の代表にも持ち帰ってやるべきことだなと思う。ここでの経験をU-19に還元するのは自分たちの役目だと思うし、より強いU-19日本代表をつくっていくということも意識してやっていかなければいけない」と意欲をさらに膨らませていた。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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