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好機創出も不発に意味なし…細谷真大「自分自身もそこは受け止めてはいる」

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FW細谷真大

[4.22 AFC U23アジア杯GL第3節 日本 0-1 韓国 ドーハ]

 エースの沈黙が続いている。U-23日本代表FW細谷真大(柏)は後半32分から途中出場し、決定機を連発。だが、決め切ることはできなかった。「やっぱり決めないと本当に何にも意味がない。自分自身もそこは受け止めてはいる」と悔しさを飲み込んだ。

 Jリーグ開幕からクラブでの無得点が続く。嫌な流れは断ち切れず、今大会はここまでグループリーグ2試合出場も不発。韓国戦でも後半32分に途中出場すると、約20分のプレー時間で決定機は多く作った。しかし、やはり得点は遠かった。

 たしかな得点力を信じ続ける必要がある。細谷は「自分を信じながらやっている」と強調。「練習でもしっかり試合をイメージしてやっている。いま点が取れていない状況だが、しっかり自分を信じて、日の丸を背負っているので、責任と覚悟を持ちながらプレーはしていきたい」。今はただ、自分の言葉で自らを奮い立たせていた。

 エースの自覚が細谷を必要以上に苦しめているのかもしれない。「チームを乗らせるという意味でも、自分も点を取らないといけないと思っている」。いつも通り淡々としゃべるなかで、苦悩をのぞかせていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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