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左ヒザを負傷した水戸DF吉本「ヤバそうです…」

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[8.22 J2第30節 横浜FC 2-1 水戸 ニッパ球]

 水戸ホーリーホックがアクシデントに見舞われたのは、開始10分のことだった。前半7分に横浜FCのFW田原豊に先制点を決められると、水戸は勢いに乗る相手に押し込まれた。失点を喫した2分後、再び横浜FCにPA内までボールを運ばれてしまう。ゴール前でMF野崎陽介が、フリーになっていた田原に横パスを出す。これに対応したのが、DF吉本一謙だった。野崎の蹴ったボールを右足でブロックする。その瞬間に左ヒザを痛めてしまった。吉本は自力で立つことができずに、担架でピッチ外へ運び出され、交代を余儀なくされた。

 試合後、左ヒザにプロテクターを着け、松葉づえ姿でミックスゾーンに現れた吉本は、悔しさを噛みしめながら「ピッチに左足を取られてしまって…。やった瞬間にプレーは無理だなと思いました」と語った。

 FC東京から水戸への期限付き移籍が発表されたのが、13日のこと。前節・大分戦(2-1)ではフル出場し、試合終了間際のロスタイムに決勝点を挙げて、チームに4試合ぶりの勝利をもたらしたばかりだった。出場機会を求めての期限付き移籍だったが、2試合目にしてアクシデントに見舞われてしまった。

 今はただ、「詳しいことは、明日、検査を受けてみないとわかりませんが、ヤバそうです」と語ったDFが、長期離脱にならないことを祈るばかりだ。

(取材・文 河合拓)

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