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首位・甲府は鳥取とドローで連勝は3でストップも、2位と勝ち点5差に広げる

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[9.17 J2第34節 甲府1-1鳥取 中銀スタ]

 首位をひた走る3連勝中のヴァンフォーレ甲府はホームで19位ガイナーレ鳥取と対戦し、1-1で引き分けた。連勝は3でストップしたものの、16戦負けなし(11勝5分)で勝ち点68に伸ばした。この日の試合では上位陣が軒並み敗戦。その結果、2位・湘南との差は勝ち点5差に、3位・大分とは勝ち点10差に開いた。

 立ち上がり、甲府の外国人助っ人コンビが鳥取ゴールを脅かす。前半4分、FWフェルナンジーニョの左CKからファーサイドのFWダヴィがヘディングシュート。惜しくも枠を外れた。J2得点ランキングで首位に立ち、直近の3試合で5得点を決めているダヴィだったが決めきれない。その後はシュートを打つこともできずに時間は過ぎた。

 すると前半25分に鳥取が相手のミスを突く形で先制に成功。MF美尾敦のパスをカットしたDF冨田大介がバックパスをミス。これをかっさらったFW小井手翔太がPA内へ持ち込むと左足シュートを決めた。鳥取が先制に成功した。

 しかし前半の内に甲府が追いつく。前半終了間際の43分、MF山本英臣のパスからダヴィが身体を張ったポストプレー。ヒールでPA右へボールを流した。これに抜け出た山本が右足ダイレクトでシュート。低い弾道のシュートはゴールネットを揺らした。1-1で前半を折り返した。

 後半に入り、なかなかスコアは動かない。後半18分には甲府ベンチが先に動く。MF堀米勇輝に代わって、MF石原克哉が出場した。対する鳥取も、後半22分に立て続けに2選手を交代。鶴見と実信に代わって、MF吉野智行とMF奥山泰裕がピッチへ送られた。

 しかし互いに流れは変えられず、1-1で時間は過ぎる。セットプレーからチャンスを迎える甲府だったが最後の場面で精度を欠く。終了間際にはサイドから押し込み、ダヴィがシュートを狙うも、ゴールネットは揺らせず。1-1のままに試合は終了。勝ち点1を分け合う結果に終わった。

 試合後、敵地で勝ち点1を手にした鳥取の吉澤英生監督は「我々が考えていたプレー通りに先制点を取れた。その後に失点したが、選手たちは最後まで足を止めずに戦ってくれた。アウェーで勝ち点1を取れたことは良かったと思う」と試合を振り返った。また先制点の小井手は「降格も頭の中にちらつく順位ではありますが、ここからまった一戦一戦を戦っていきたい」と力強く語っていた。

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