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仙台が止めた!!大宮の不敗が21戦でストップ

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[5.11 J1第11節 仙台2-1大宮 ユアスタ]

 大宮アルディージャの不敗がついに止まった。敵地でベガルタ仙台と対戦した大宮は、前半7分に先制を許すと、同44分にも失点。後半20分にFWズラタンのゴールで1点を返したものの、1-2で敗れた。大宮のリーグ戦黒星は昨年8月25日の仙台戦(1-3)以来、リーグ戦22試合ぶり。日数にして259日ぶりの黒星となった。

 仙台の先制劇はいきなりだった。前半7分、MF太田吉彰が右サイドからCKを蹴り入れる。ゴール前でこぼれると、PA外からDF蜂須賀孝治がミドルを狙うと、エリア内にいたFW赤嶺真吾に当たる。赤嶺はうまく反転しボールをキープすると、左足でシュートを狙う。GKの手を弾いたボールは転々とゴール右サイドネットに転がり込み、仙台に先制点が生まれた。

 さらに前半終了間際の44分、左サイドでボールを受けたFWウイルソンがドリブル突破。DFをかわしながらPA内に侵入すると、最後は右足で冷静に流し込んだ。仙台が“負けない大宮”相手に前半だけで2点のリードを奪った。

 後半に入っても仙台ペースで進む。13分、カウンターから左サイドを持ち上がった赤嶺が中央のウイルソンにパス。ウイルソンは狙い澄ましたシュートを放つが、これは右ポストを叩いた。

 そんな展開が続いたが、大宮もさすがの強さを見せ始める。すると後半20分、FWノヴァコヴィッチのスルーパスをスラタン流し込んで1点を返す。ペースを取り戻した大宮は、直後にもズラタンが強烈シュートを放ったが、わずかにゴール右に外れていった。

 1点差に迫られた仙台は、FW柳沢敦とMF松下年宏を投入し、ペースを取り戻しにかかる。28分には右CKをDF渡辺広大が頭で合わせたが、またもクロスバーに嫌われた。

 攻防が激しくなった終盤。ノヴァコヴィッチ、ズラタンの強力2トップが中心となり仙台ゴールに迫るが、スリッピーなピッチでも落ち着いた守備を見せた仙台が、最後までリードを守り抜き、今季初の連勝を飾った。

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