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「メモリアルなゲーム」 名古屋西野監督が苦しみながらも新天地初勝利

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[3.8 J1第2節 大宮1-2名古屋 NACK]

 最後は嫌な汗をかいたに違いない。大宮のパワープレーに苦む名古屋グランパスは1点リードの後半アディショナルタイム、DF高橋祥平に押し込まれ、“同点弾”を決められる。しかし判定は、ボールを折り返したFW長谷川悠がオフサイドポジションにいたとしてノーゴール。名古屋が辛くも逃げ切り、今季初勝利を挙げた。

 J通算245勝目を挙げた西野朗監督にとっても新天地初勝利は格別だった。「今日の勝ちで3つくらい勝ったことになれば別だけど」とおどけた指揮官も、「メモリアルなゲームになるとは思います」と素直に心情を吐露した。

 ただ喜んでばかりもいられない。勝利はしたものの、試合運びに関しては褒められたものではなかった。むしろ大宮の低調なパフォーマンスに助けられた感も強い。西野監督は「セカンドボールの意識は高めないといけない。内容はもっと追求していかなければいけないが、結果が出たことで積極的に修正をかけていきたい」と連勝へ向け意欲を示した。
(取材・文 児玉幸洋)

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