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チーム内の競争激化を歓迎する湘南MF宇佐美「まずはチーム内で勝つ」

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[4.13 J2第7節 千葉0-6湘南 フクアリ]

 先発復帰に燃えた。開幕からスタメンを守り続けてきた湘南ベルマーレのMF宇佐美宏和だが、前節は今季初のベンチスタートとなった。しかし、千葉との一戦では再びスターティングメンバーに名を連ね、ピッチ上で躍動した。

 前半28分にFW武富孝介のクロスに合わせて今季2点目を記録するだけでなく、後半5分には相手DFからボールを強奪してMF菊池大介の得点をアシスト。結果を残しただけでなく、前半から右サイドで激しく上下動を繰り返してチームの快勝に貢献した。「ゴールはすごく良かった。自分でもしっかり突っ込んで行けました。チームとしても前からどんどん行けていたし、セカンドボールもしっかり拾えていた」と試合を振り返ったが、2試合ぶりのスタメン起用に並々ならぬ思いで臨んでいたようだ。

「スタメン復帰して気合も入っていましたよ。前節は先発で出れなかったので、試合に出たい意欲が練習中から出ていたのかなと思います。それが結果につながったのはすごく良かったけど、今後も試合に出続けないと意味がありません」

 6連勝中のチームだったが、チョウ・キジェ監督は先発を2人入れ替えて千葉戦に臨んだ。チーム内での競争が激しいということを表しており、宇佐美も十分に理解している。そして、競争はチームにとってプラスの要素が大きいと語った。

「湘南は誰が出ても変わらないサッカーをやっているので、まずはチーム内で勝たないと試合に出れません。ただ、チームにとってはすごくプラスだと思います。自分も負けたくないし、チームメイトも負けたくないと思っている。皆が高い意識を持ってやっているから、内容の濃い練習ができているし、それが結果につながっています」

 この試合で1得点1アシストと結果を残した宇佐美も、うかうかしていられない。「明日からはチーム内での競争になるので、また試合に出れるように頑張ります」と笑顔で語った。

(取材・文 折戸岳彦)

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