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新10番・小森飛絢と途中出場ドゥドゥのゴールで千葉が柏を下しちばぎんカップ連覇

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千葉は今年から10番を背負うFW小森飛絢が先制点

[2.18 ちばぎんカップ 柏 1-2 千葉 三協F柏]

 18日、第28回ちばぎんカップが三協フロンテア柏スタジアムで開催され、ジェフユナイテッド千葉柏レイソルがを下した。FW小森飛絢が前半のうちに先制点を上げると、後半に途中出場のFWドゥドゥが加点し、2-0で勝利した。

 ホームの柏は、4-4-2の布陣で新加入4選手が先発。GKは松本健太で、4バックは左からDFジエゴ、DF古賀太陽、DF犬飼智也、DF関根大輝(←拓殖大)が並び、ダブルボランチはMF白井永地(←徳島)とMF熊坂光希(←東京国際大)、2列目は左にFWマテウス・サヴィオ、右にMF山田雄士、2トップは下り目にFW小屋松知哉、最前線にFW木下康介(←京都)が入った。

 対する千葉は、4-2-3-1で3人の新戦力を起用。GK藤田和輝(←新潟)の前には、左からMF日高大、DFメンデス、DF久保庭良太(←立教大)、DF高橋壱晟が4バックを形成。中盤の底にはMF横山暁之(←藤枝)とMF田口泰士が並び、2列目は左からMF高木俊幸、MF風間宏矢、MF田中和樹で、最前線には小森がおさまった。[スタメンはコチラ]

 立ち上がり、右SB高橋のクロスに小森が飛び込む。ヘディングはしっかりとミートすることができなかったが、千葉のペースで試合は進む。高い位置から守備の網をはり、中盤では人数をかけてボールホルダーにプレッシャーをかけて柏にチャンスをつくらせない。

 柏はサヴィオが仕掛けて打開をはかると、27分には白井とのワンツーで深い位置まで進入、右足でシュートを狙うも、わずかに枠をとらえることはできなかった。

 柏最終ラインのブロックにあい、ゴーマルマウスまで飛ばせることができなかった千葉だが、37分、高橋のミドルシュート。GK松本にセーブされてしまうも、小森が押し込んでゴールネットを揺らす。小森はルーキー時代の昨年に続いて2年連続でのちばぎんカップのゴールとなった。

 1点を追う柏は、アジアカップ帰りの日本代表FW細谷真大を後半頭からピッチへ。木下に代えて最前線に入った。

 後半立ち上がり、千葉は人数をかけて攻勢に出ると、田口のシュートをGK松本がセーブしたこぼれ球を田中がつめたて再びゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定で追加点とはならなかった。

 千葉は20分過ぎから立て続けに決定機を迎える。田口のパスをペナルティエリア内でフリーで受けたドゥドゥが右足を振り抜いたが、GK松本がCKへと逃れる。直後のCKでは、ファーサイドのドゥドゥが至近距離から狙ったが、これもGK松本の好守に阻まれてしまった。

 それでも千葉は36分、中盤でボールを奪うと、田口が素早く左サイドへスルーパスを送る。ドゥドゥがドリブルで持ち上がってループシュートを放つと、GK松本の指に当たりながらもゴールマウスへ吸い込まれる。サポーターの目の前で決めた千葉がリードを2点に広げた。

 交代のカードを切って流れを変えたい柏は、FW山本桜大がドリブルで見せ場をつくる。7分におよんだ後半アディショナルタイム、5分にはサヴィオがミドルシュートを沈めて1点を返すも、時すでに遅し。柏は2年連続でホームでのちばぎんカップを落とした。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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