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福岡、逆転勝ちで“直接対決”へ弾み

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[8.29 J2第24節 富山 1-2 福岡 富山]

 J2・3位の千葉を勝ち点2差で追う4位・アビスパ福岡カターレ富山に2-1で逆転勝ち。次節に行われる千葉との“直接対決”(レベスタ)へ向けて弾みをつけた。

 先制したのは3戦未勝利のホーム・富山だった。前半2分、右サイドを抜け出したFW木本敬介のラストパスをMF上園和明が右足で決める。この1点を取り返せず1点ビハインドで後半を迎えた福岡だったが、11分のFW大久保哲哉から試合をひっくり返した。
 
 まずは18分、ゴールキックを190cmの大久保が頭でつなぐと、相手DFからボールをもぎ取ったMF城後寿が同点ゴール。さらに34分には、大久保のポストプレーからMF中町公祐がDFの股間を射抜くスルーパスを送ると、走りこんだ城後が右足シュートをゴール左隅へとねじ込んだ。

 福岡によると、篠田善之監督は逆転勝利に「勝点3を取れたことは選手の頑張りによるものだった。試合前から難しいゲームになることは予想していたし、富山の守備も堅く立ち上がりの失点でさらに勢いを与えてしまったと思うが、我慢して2点目を取られなかったことが良かった。ハーフタイムにいくつか修正すべき点を指示したし、途中から入った選手がパワーを入れてくれたとも思う」。

 これで最近13試合を9勝3分1敗。一時の14位から上位を猛追してきた福岡は次節、千葉からの勝利でJ1昇格圏内へ食い込むことができるか。

(文 吉田太郎)

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