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[総理大臣杯]清水入りの筑波大FW瀬沼はポスト直撃シュートも「得点、結果を突き詰めたい」

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2012年度第36回総理大臣杯全日本大学トーナメント
[7.12 総理大臣杯準々決勝 駒澤大2-1筑波大 J-GREEN堺メインフィールド]

 来シーズンの清水エスパルス加入内定が発表されている筑波大FW瀬沼優司(4年=桐光学園高)は、後半9分に右中間から強引にPAへ切れ込み右足シュート。だが、渾身の一撃は右ポストを叩いて、得点を奪うことができなかった。チームは試合を支配しながらもシュート18本で1得点に終わり、後半の2失点で逆転負け。なかなかラストパスを引き出せず、シュート1本と“らしくない”結果に終わった瀬沼は「サッカー自体は悪くなかった。チャンスもつくれていたと思う。でも自分でもっと(ボールを)引き出さないといけない」と反省していた。

 タイトルを獲得して清水入りを果たしたかった瀬沼だが、この目標は秋以降へ持ち越しとなった。「あと(関東1部)リーグ戦と天皇杯とインカレしかない。今回はもう負けたので、今さら何言っても仕方がない。帰って、崩しきれなかったところを崩せるようにすること」と切り替えている。プロになるまでの残り半年で突き詰めることについては「得点、結果を突き詰めたいです。まだボールを回して崩すことにこだわりすぎいる。いいサッカーをしてても結果を残して勝たなければ意味がない。きょうとか、いいサッカーをしていても勝たなければ意味がないと思うので、形はどうであれ、勝って、タイトル取ることにこだわっていきたいです」。超大学級のパワーストライカーはゴールと勝利にこだわって残りの大学生活を過ごす。

(取材・文 吉田太郎)
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