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“ミラクル富士大”法政大も撃破!東北勢で初の決勝進出!!関西学院大と10日に頂上決戦:準決勝

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富士大がPK戦をものにして決勝に進出した

 快進撃を続ける富士大(東北2)がついに決勝に進出だ!8日に行われた第47回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの準決勝で、富士大が法政大(関東6)を2-2から突入したPK戦の末に撃破。東北勢として総理大臣杯では史上初の決勝へと勝ち上がった。

 またも2点ビハインドを跳ね返した。後半25分、29分と連続失点した富士大だが、ここから本領発揮とばかりにエンジンを点火。同35分にCKの流れからMF芝西大希(4年=北海高)が頭で押し込んで1点を返すと、後半アディショナルナルタイムのラストプレーでFW松田空良(3年=青森山田高)が起死回生の同点弾を蹴り込んだ。

 試合は延長でも決着がつかず、PK戦に突入。PK戦では後攻の法大の2人目が失敗。決めれば勝ちだった富士大5人目のDF藪中海皇(4年=北海高)はGK中川真(4年=徳島市立高)に止められたが、法大の5人目で蹴ったMF青木俊輔(3年=東福岡高)のPKが枠外に外れたために、富士大の勝ち上がりが決まった。

 富士大は東北地区予選の準決勝、決勝でも0-2を経験。今大会に入っても、2回戦で日本経済大を相手に前半を0-2で折り返す試合を経験した。“ミラクル快進撃”でついに決勝へ。「体に悪いよ」と苦笑いを浮かべた高鷹雅也監督は、決勝に向けても「普通にやるだけ。初戦と一緒」と平常心で臨むことを強調した。

 もう一方の準決勝では、関西学院大(関西1)が順天堂大(関東4)を3-1で下した。前半に両チーム1点ずつを決めてハーフタイムを迎えると、後半29分に関学大がFW小西春輝(2年=鳥栖U-18)の今大会3試合連続となるゴールで勝ち越しに成功。同39分にはCKをニアで合わせたMF美藤倫(4年=東海大大阪仰星高/G大阪内定)のヘッドで突き放した。

 決勝は9月10日にユアテックスタジアム仙台で13時にキックオフ。富士大が優勝すればもちろん初。関学大が優勝すれば2015年以来、8年ぶり2度目となる。

【準決勝】
[いわぎんスタジアムB]
順天堂大 1-3 関西学院大
[順]栗原諒(17分)
[関]山本楓大(9分)、小西春輝(74分)、美藤倫(84分)

[セイホクパーク石巻フットボール場]
法政大 2-2 (PK3-4) 富士大
[法]渡邉光陽(70分)、揖斐俊斗(74分)
[富]芝西大希(80分)、松田空良(90分+4)
●第47回総理大臣杯特集
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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