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[総体]公式戦通算2点目、島原商はCB本田が決勝導くVヘッド!:長崎

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[6.9 総体長崎県予選準決勝 大村工高 0-1 島原商高 長崎県立百花台公園サッカー場]

 前半25分、島原商高はセットプレーから決勝点。右CKからMF小田恭輔(3年)が蹴りこんだボールをDFに競り勝ったCB本田圭哉(3年)が、頭で豪快にゴール右へ突き刺した。「練習通りマイナス気味にいいボールが来たので決めるだけでした。勝つよりも自分が決めて勝つほうがもっと嬉しいです」という本田は公式戦通算2点目。初得点同様、小田のアシストからゴールを決めた背番号5はチームメートたちの祝福に笑顔で応えていた。

 この日は大村工高のキーマンであるFW上本大輝(3年)をしっかりマーク。「14番(上本)が良くおさめると聞いていたので、そこにマークをつけてまずおさめられないようにプレッシャーかけて守った」。何度か起点や決定的なチャンスをつくられたが、それでも無失点。「自慢のディフェンス力で耐えて。カウンターから1点を狙った」という島原商は押し込まれた終盤を耐えきって決勝進出を果たした。

 本田は1年生から古豪の最終ラインで経験を積んできた守備の柱。10日の決勝で対戦する長崎総合科学大附高にはU-17日本代表のストライカー、FW安藤瑞季(2年)がいる。カバーリングと1対1が武器の本田は「自分の力を試せるチャンス。取れるときに取ってアピールできるようにしたい」と意気込む。代表FWを封じて優勝を勝ち取り、自身もアピールすることができるか。

 勝てば13年ぶりの全国高校総体出場。島原商は全国レベルの強敵相手に守備からリズムを掴む。「攻撃よりも最初守りだから。しっかり守ってから点に繋げたい。ボクはDFなので、まずは失点しないように守りたい」。準決勝のヒーローが決勝では堅守で白星をもたらす。

[写真]前半25分、島原商はCB本田(右から2人目)が先制ゴール

(取材・文 吉田太郎)
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