beacon

[CL]第1戦先勝のレアル「もう勝ったと思うようなバカではない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は29日、準決勝第2戦を行い、レアル・マドリー(スペイン)は敵地でバイエルン(ドイツ)と対戦する。ホームでの第1戦を1-0で先勝したレアルだが、カルロ・アンチェロッティ監督はまったく気を緩めていない。

 クラブの公式HPによると、前日会見に出席した指揮官は「だれ一人、自分たちがもう勝ったと考えるほど浅はかではない」とコメント。相手は昨季の3冠王者であり、今季もブンデスリーガを制しているバイエルンだ。「明日の試合はとても難しい。偉大なチームと対戦する。小さなアドバンテージを持っているが、自分たちは何よりも試合を楽しまないといけない。自分たちはもう決勝に行けると思っているようなバカではない」と力説した。

 元バルセロナ監督であるジョゼップ・グアルディオラ監督率いるバイエルンはバルセロナ同様にボールポゼッションを高め、パスをつなぎながら攻撃を組み立てる。一方のレアルはFWクリスティアーノ・ロナウドやMFガレス・ベイルのスピードを生かすため、より縦に速いサッカーを志向する。両者のスタイルの違いは鮮明で、だからこそ「面白い試合となると思う」と話す。

「選手のキャラクターから違う哲学を持った2つのチームの戦いだ。ベイル、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドのようなFWにとってポゼッションでプレーすることは難しい。彼らにはスペースが必要。そういうことからサッカーは美しいものになる。それぞれがそれぞれのアイデアを持っているし、個人的には攻守の切り替えが速いサッカーが一番だと思っている」

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)を制し、リーガ・エスパニョーラも逆転優勝の可能性を残している。クラブ史上初の3冠へ、12シーズンぶりのファイナル進出なるか。


▼関連リンク
欧州CL13-14特集

TOP