シャルケは10日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグでレアル・マドリーと対戦し、敵地で4-3と勝利した。ロベルト・ディ・マッテオ監督は試合後、ラウンドを突破できなかった悔しさを見せつつ、シャルケには「大きな未来」があると胸を張っている。

　ホームでのファーストレグで0-2と敗れていたシャルケだが、サンチャゴ・ベルナベウに乗り込んだこの日は、合計4ゴールを奪って王者を相手に逆転勝利を収めた。

　シャルケは2試合合計4-5でベスト16敗退という結果に終わった。だが、若い選手も少なくないなかでの奮闘ぶりに、ディ・マッテオ監督はドイツ『スカイ』で次のように話している。

「良いゲームだった。特に観客にとっては面白かっただろう。素晴らしいパフォーマンスを見せ、スーパーなサッカーをした。今は少し感情が交錯しているかもしれない。ベルナベウで4点を奪って勝ったのに、敗退したんだ。でも、このチームには大きな未来が約束されている。今日はものすごく若いチームがピッチに立ったんだ」

「(3失点は)もちろん悔しい。特に最初の失点は、負傷で1人少ない状況だったからね。ハーフタイム直前に同点にされたのも残念だった。2-1とリードしたまま後半に入れれば、試合はまったく違うものになっていたかもしれない。ファーストレグでもクロスバーを叩いたし、今日もそれがあった。運が足りなかったね」

　守備重視のイメージが強いディ・マッテオ監督だが、今後の戦術については次のように述べた。

「これが今後も目指すプレーか?　今日だけに限らず、最近では週末のホッフェンハイム戦でもこのようなプレーを見せている。継続的にはできていないかもしれないがね。私は選手たちがサッカーをプレーするようにと望んでいる。今日は全員がそれをできた」

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