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「何もできなかった」クロップ、CL敗退も気持ちを切り替えブンデスリーガへ

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 ドルトムントは18日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグでユベントスと対戦し、ホームで0-3と敗れた。ベスト16敗退に終わったユルゲン・クロップ監督は完敗を認め、国内での戦いに気持ちを切り替えなければならないと述べた。

 敵地でのファーストレグで1-2と敗れていたドルトムントは、開始3分に失点して厳しい立場になると、最後まで得点を奪えず。FWカルロス・テベスの2ゴール1アシストの前に沈み、公式戦3試合連続ノーゴールで3年連続ベスト8進出の夢は破れた。

 クロップ監督は試合後、ドイツ『スカイ』で次のように話している。

「高いポゼッション率を記録したようだが、バイタルエリアに入るまでだけだ。相手ゴールから30メートルのスペースまではボールを持っている。もちろん、攻撃するためにはそこに入るのも大事だが、(そこからの)突破力がまったく見られなかった」

「ユーベが8人で守っているエリアにパスするなど、無意味なプレーを見せた。そのような場面では、もっとシュートを意識しなければいけない。フィニッシュに持ち込めないと、流れが悪くなり、相手が自信をつけてしまう。そして自分たちは自信を失っていくんだ」

 後半にユーベが追加点を決めたところで勝負は決まった。

「(後半は)相手のカウンターがはまり、我々は3人を交代してからの場面でオフサイドトラップに失敗してしまった。そこでこの試合は終わったね」

「ユーベが我々より良かったのは明らかだ。3分で先制したことで、彼らはより有利な状況をつくった。それに対し、我々は何もできなかった」

 ユベントスが予想以上に攻撃的だったか問われると、クロップ監督はこう答えた。

「驚きはなかったよ。相手は引いて守るだけのチームではない。ただ、どう守備するのかをよく理解しているイタリアのチームだ。先制してからのテベスや(アルバロ・)モラタの位置取りを見れば分かるだろう」

「彼らはクレバーに(前方の)スペースに残り、どんなフォーメーションでもほかの8人が守る。そして前方へのファーストボールは、必ずテベスやモラタに届くんだ。こうなると、我々は多くを注ぎ込まないとボールに近寄れなくなってしまう」

 ユベントスの勝利は妥当だったと認めるクロップ監督は、敗退を引きずらず、リーグ戦に気持ちを切り替えることが大事と強調した。

「今日の試合を見れば、この対戦でユーベ以外の勝者はあり得ないだろう。サッカーにおいて負けることはある。だが、それを引きずることは許されない。今日分かったのは、我々が良くないプレーを見せ、敗退したということ。 これから大事なのは、(リーグ次節の)ハノーファー戦に集中することだ」


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