beacon

7試合10発にも謙虚なチチャリート「ゴールを勝ち点と交換したい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 彼以上に謙虚な点取り屋はいるのだろうか。レバークーゼンで絶好調なチチャリートことFWハビエル・エルナンデスは、自身のゴールをチームの勝ち点と「交換したい」と話している。

 レバークーゼンは21日に行われたブンデスリーガ第13節のフランクフルト戦にアウェーで3-1の勝利を収めた。エルナンデスは23分、39分とゴールを挙げ、リーグ戦3試合ぶりの勝利に大きく貢献。ブンデスリーガで初のドッペルパック(1試合2ゴール)を成し遂げた同選手は、これで最近の公式戦7試合で10ゴールを記録することになった。

 62分に交代を告げられたメキシコ代表FWは、ロジャー・シュミット監督の判断に不満気な顔も見せたが、試合後には次のようにチームワークを強調している。ドイツ『ビルト』が伝えた。

「僕のプレーとは関係なく、チームのパフォーマンスがとても優れていた。最近の数試合に比べると色々なところで改善できたんだ。僕たちにとって、とても良い結果だね」

「ゴールを決めるのが誰なのかは重要じゃない。重要なのはそのゴールがチームの助けになることだ。僕はいくつかゴールを決めて自信がついてきたけど、自分のゴールをブンデスリーガやチャンピオンズリーグ(CL)での勝ち点と交換できるのなら、目を閉じながらそうするよ」

 またエルナンデスは、試合前にピッチにひざをつきながら祈っていることについても説明した。

「これは僕が出場できることを神様に感謝する儀式だよ。メキシコでプロデビューしたあと、2年間は出場機会をあまりもらえずに苦しい時期を過ごしたんだ。キャリアを諦めるつもりはなかったけど、どうするのか考えさせられたね」

「まだ20歳だったけど、結果を出せなかったんだ。でも今は幸いなことにここにいて、自分の夢を楽しんでいるよ」

 24日に行われるCLグループE第5節の試合では、レバークーゼンはアウェーでBATEボリソフと対戦。CLでも最近のローマとの2連戦で3ゴールを記録していたチチャリートは、さらなる活躍を続けていくことができるだろうか。

●ブンデスリーガ2015-16特集
●欧州CL15-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP