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初の8強入り狙うゼニト、ビラス・ボアスはフッキに期待「チャンスをモノにできると信じている」

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 ゼニト(ロシア)は9日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦の第2戦でベンフィカ(ポルトガル)とホームで対戦する。アンドレ・ビラス・ボアス監督は初の8強入りにはブラジル代表FWフッキの活躍が必要だと主張した。『UEFA.com』が伝えている。

 2月16日の第1戦で敵地に乗り込んだゼニトは、ロシアリーグ中断期間の影響で、12月9日のゲント戦以来、約2か月ぶりの公式戦となった。試合は敵地のゼニトが体を張った守備でベンフィカの攻撃を防いでいたが、後半アディショナルタイム1分に痛恨の失点を喫し、0-1で第1戦を落とした。

 ホームでの第2戦に臨むビラス・ボアス監督は「ラインナップは多少の変更を余儀なくされるが、我々にとっては歴史的な一戦で準々決勝に進むのは重要なことだ」と意気込む。また、ベンフィカは直近の公式戦16試合で15勝と好調だ。「ベンフィカは常に非常にコンパクトな布陣をとるチームだ。連係プレーに優れている。ベンフィカのような守りをされると、スペースを見つけるのは難しいが、我々はそこをこじ開けなければならない」と、苦戦を強いられるだろうと予想する。

 それでもビラス・ボアス監督は、逆転での8強入りに向けては今季リーグ戦でチーム最多タイのフッキの活躍が必要だと主張する。「フッキはプレーする機会と勝利に飢えている。既にゼニトの歴史に名を残す選手になっているし、今も歴史を塗り替えている。どんな選手にも調子が悪いときはあるし、それがサッカーだ。明日の試合ではこれまでのミスを修正し、チャンスをつくってモノにできると信じている」と、ブラジル代表FWの活躍を期待した。

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