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CL決勝進出を懸けたレアル戦へ…バイエルン指揮官「我々が子どもの頃に思い描いていた試合」

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トーマス・トゥヘル監督が前日会見でコメント

 バイエルンは8日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝第2戦でレアル・マドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウに乗り込む。トーマス・トゥヘル監督と主将GKマヌエル・ノイアーの前日会見でのコメントをアメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えた。

 4月30日にホームで開催された第1戦はバイエルンが優勢に進めたものの、2-2のドロー。チームは7日午前にミュンヘンでトレーニングを実施した後、マドリードに飛んだ。ベルナベウに到着してから、ピッチのセンターサークルでトゥヘル監督が選手たちに話しかける光景があった。

 指揮官は会見で「特別なことは何もしていない」と言及。「戦術ミーティングを2回、トレーニングを2回行った。今日のような日、そしてこの対戦相手をどう楽しむかという話をした」と説明し、こう続けた。

「このような夜には、自分の内なる子どもとつながるべきだ。そして皆、子どもの頃にこのような試合でプレーできることを夢見ていたことを思い出すべきだと言いたかった。ここにいることを誇りに思うが、だからといって(決勝の開催地)ウェンブリーへの新たな一歩を踏み出すために全力を尽くすことは止めない」

 レアルは欧州CL歴代最多14回の優勝を誇り、そのうち5回は過去10年で達成。この大会で伝統の勝負強さを見せ続けているが、トゥヘル監督はチームとして臆することはないと強調した。

「我々が神話について話すことはない。(ベルナベウは)勝つのが最も難しいスタジアムの1つだが、不可能ではない。私たちはとても良いファーストレグを戦ったし、こちらの方が良かった。だが、残念ながら勝つことはできなかった。相手がホームであることを考えれば、レアル・マドリーが51%有利と言えるかもしれないね」

「彼らは明らかに世界有数のビッグクラブだ。でも、私たちもヨーロッパのビッグクラブだ。だからこそ、素晴らしい対戦になるんだ」

 また、2011-12シーズンにベルナベウで行われた準決勝第2戦で、PK戦の末に勝利をつかんだ経験のあるノイアーは「ベルナベウのことはよく知っている」と自負し、「このスタジアムは特別で、歴史的なんだ。ヨーロッパでプレーしたいと思えるようなスタジアムはあまりない。こういうスタジアムだと感情的になるから、落ち着かないといけない。自信を持ち、自らを信じる必要がある。そのエネルギーとプレッシャーをポジティブなものに変える必要があるんだ」と語った。

 さらに第1戦で真価を発揮し切れなかったレアルのMFジュード・ベリンガムについて「もちろんチャンピオンズリーグやラ・リーガの優勝など、全てのコンペティションに最後まで参加すれば、彼はバロンドールの候補になることは間違いない」と称賛。「(ドルトムント時代の)ブンデスリーガで(ベリンガムの)能力は見ていた。彼はレアル・マドリーだと、より攻撃的なポジションでプレーしている。(カリム・)ベンゼマが退団した後、最初から彼がこれほど多くのゴールを決めるとは誰も予想していなかった。あのように攻撃力を持った選手の存在は非常に重要だ」と警戒感を示した。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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