beacon

フェイエ上田綺世、ローマとのEL決勝Tプレーオフに先発! 強烈FK披露も第1戦ドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

ゴール前で競り合うFW上田綺世

[2.15 EL決勝Tプレーオフ フェイエノールト 1-1 ローマ]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)は15日、決勝トーナメントプレーオフ第1戦を各地で行い、FW上田綺世所属のフェイエノールト(オランダ)はローマ(イタリア)と1-1で引き分けた。上田はリーグ前節のスパルタ・ロッテルダム戦(○2-0)に続き、4-2-3-1の1トップで2試合連続の先発。後半18分までプレーしたが、目立った決定機は作れなかった。

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグで3位だったフェイエノールトは、決勝トーナメントプレーオフからのEL参戦。ELグループリーグで2位だったローマとホームで対戦した。エースのFWサンティアゴ・ヒメネスがふくらはぎの負傷を配慮され、先発を外れているため、上田が今季3試合目の先発出場を果たした。

 試合は前半10分、ローマが先にビッグチャンスを迎えた。MFパウロ・ディバラのスルーパスに対し、2列目からMFロレンツォ・ペッレグリーニが飛び出すと、フェイエノールトGKティモン・ベレンロイターのファインセーブでこぼれ球が発生。最後は混戦からペッレグリーニが狙うも、枠を捉えることができなかった。

 ローマは前半17分、右に流れたディバラのクロスにFWロメル・ルカクが頭で合わせるも、GKベレンロイターの正面。一方のフェイエノールトはMFイゴール・パイシャオがゴール前でチャンスを何度も迎えたが、決め切ることはできず、同40分にはローマのMFレアンドロ・パレデスのミドルシュートがクロスバーを叩いた。

 そうして迎えた前半アディショナルタイム1分、ついに試合が動いた。フェイエノールトは左サイドを深く押し込み、MFマッツ・ウィーファーのパスからDFクイリンシー・ハートマンがオーバーラップすると、フリーでクロスボールを供給。ニアサイドの上田には合わなかったが、ファーで待っていたパイシャオが頭で叩き込んだ。

 1-0で後半を迎えたフェイエノールトは1分、縦パスを受けた上田がDFディエゴ・ジョレンテを背負って前を向こうとし、ファウルで倒されて良い位置でFKを獲得。前半はここでボールを失う場面が多かった上田だったが、今度はイエローカードを誘発し、ハーフタイムを経て改善してみせた。

 さらに後半3分、上田はこのFKのキッカーの位置に立つと、MFカルビン・ステングスが動かしたボールに右足一閃。これはMFエドアルド・ボーヴェにブロックされたが、あまりに強烈なシュートにボーヴェは倒れ込み、しばらく悶絶した様子を見せていた。だが、その後はなかなか見せ場を作れず、同18分にヒメネスとの交代でピッチを退いた。

 フェイエノールトはそこから前線へのダイナミックな展開を増やし、ヒメネスが力強く収めながら強引にでもシュートを狙う。だが、そこで陣形がオープンになったことで、後半22分に失点。ローマはフリーで右サイドを駆け上がったDFレオナルド・スピナッツォーラのクロスをルカクが肩のあたりで合わせると、ボールがゴール右隅に吸い込まれ、同点に追いついた。

 そのまま試合はタイムアップ。同点で迎える第2戦はローマの本拠地で22日に行われる。

●ヨーロッパリーグ(EL)23-24特集
●海外組ガイド
●オランダ・エールディビジ2023-24特集
▶久保のソシエダはパリSGと対戦!CL・EL決勝トーナメント全試合見るならWOWOWで!

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

TOP