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城西国際大・小山監督、選手の千葉科学大戦後のコメント

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[9.30 千葉大学2部L第4節 城西国際大19-0千葉科学大 城西国際大G]

 平成24年度千葉県大学サッカーリーグ秋期2部リーグは30日、第4節を行った。「PRINCE TAKAMADO MEMORIAL SPORTS PARK(高円宮殿下記念スポーツパーク)」(城西国際大G)の第2試合では城西国際大が千葉科学大を19-0の大差で下し、4連勝(不戦勝1)を飾った。

小山哲司監督
―今日はどのようなテーマを持って試合に臨まれたのでしょうか?
「チームとしては(欲しいのは)勝ち点3だけ。勝ち点3を取るために自分たちのプレーをしようということを言っていた。個人個人では自分たちがチームにどういう影響を与えるか、というのを考えながらプレーするように言いました」

―ポジションチェンジも頻繁に見られました。
「ポジションチェンジを行ったのは私の指示です。もともと左利きの選手を右に置いたりとか、CBとSBを入れ替えたりしました。選手には複数ポジションをこなせるように求めてます」

―1年生の多いチームですが、成長は感じますか?
「攻守の切り替えの早さ、コンパクトフィールド、判断の早さの3つを選手には求めています。こういう試合では実践するのが難しいのですが、切り替えという意味では、中盤で潰そうという意識が徐々に見えてきていると思います。あとは選手が感じてくれるかどうかですが、選手にはそういうプレーを求めています」

●GK大野哲煥(1年=広島ユース)
―被シュートが0本でした。
「相手がどうであれ、90分間集中を切らさないことと、ゴールをしっかり守ることを今日の試合のテーマにしていました」

―開幕戦は出場が叶いませんでした。
「開幕戦(東京成徳大戦)は春の大会で退場してしまったので、出場停止で出ることができませんでした。あと夏の合宿での練習試合で指を骨折してしまったので、1か月くらい何もできなくて、先週復帰したばかりでした。きょうは守備機会もなかったので評価は難しいですが、徐々に慣れていきたいです」

―大学サッカーはどうですか?
「(城西国際大学は)サッカーに打ち込めてサッカーをやるには本当にいい環境だと思います。あとここに来たのは、自分たちで立ち上げていきたいという思いがあったからです。注目もされているので、このままいければいいなと思っています」

―今後の目標は?
「今後もしっかりと1つ1つ大事にやっていって、試合をとおしてレベルが上がるように、みんなで頑張っていきたいです」

●FW香川滉太(1年=瀬戸内高)
―今日も途中からの出場になりました。
「これまでリーグ戦は全部途中からの出場になっています。なかなか途中出場というのは、ゲームに入るのが難しいのですが、1本目のシュートを決めて波に乗れるように心掛けています。今日も落ち着いて決めることが出来ました。1本目が入れば、2本目、3本目と決めることが出来るので、(試合の)入りはいつも大事にプレーしています」

―自分の目標とするスタイルは?
「足元でもらうプレーだけではなくて、もっとゴール前で仕事をしていきたいです。1試合でも多く出られるように、スタメンで試合に出られるようになって、点の取れる選手になっていきたいです」

―チームの雰囲気の良さを感じます。
「高校のときもすごく仲のいいチームでした。広島出身の選手が5人いるので、知っている選手も最初からいました。入学から半年が経って、コミュニケーションもさらに取れてきています。これからチームはもっと良くなると思っています」

―大差の試合が続いています。
「高校の時は相手が格下だと難しい試合になることも多かったのですが、今のチームはみんなうまいので、どんな相手でも点が取れるのは単純にすごいと思います。客観的に見てもすごくいいチームだと思います。ただこういう試合で点を取ったからといって満足するのではなくて、もっと上を目指してやっていきたい。来年1部に上がった時に、通用する選手になっておかないといけないと思っています」

●MF小嶋慶蔵(1年=長崎日大高)
―前半からサイドの仕掛けが目立っていました。
「そうですね。でも前半途中から体力がなくなって、ボールに行けなくなりました。そこが課題です。やはり90分間出ることの出来る体力はつけたいと思っています」

―裏への抜け出しを意識しているように感じました。
「ゴールに一番近いプレーだと思うので、裏への飛び出しも常に狙っています」

―目標とする選手はいますか?
「体が小さくて左利きなのと、自分の得意のプレーはドリブルなので、メッシのプレーは参考にしています」

―チームとしての成長を感じる部分はありますか?
「このチームはDFラインが安定しているので、攻撃陣も思い切ってチャレンジすることができます。ただシュートの本数の割りに得点が少なく、もう少し決められるなというシーンがあったので、できればもっと点を取れるチームになっていきたいです」

●MF花本敏生(1年=米子北高)
―今日も後半開始からの出場になりました。
「自分に求められているのは縦への突破だと思います。自信があるプレーですし、常にそういうプレーを心掛けています」

―どういう意図を持って試合に入りましたか?
「最初は裏に抜けるプレーが少ないと感じました。だけど、みんな感じていたので、徐々に裏へ抜けるプレーが増えていきました」

―個人的な課題はありますか?
「今日も多かったのですが、相手を抜くまではいいんですが、ラストパスが縦に流れたりしてしまったので…。その辺を改善していきたいです」

―実力差のある相手との試合が続きます。
「相手に合わせるのではなく、練習から考えながらやっていくことを心がけています。練習でのプレーが出せているので、あとは続けていくだけです。無失点で最後まで勝ちきって、1部に昇格したいです」

―大学生活も入学して半年が過ぎました。
「最初は生活に慣れるので精一杯でしたが、もう慣れました。オフの日も授業があったりして遊ぶ時間もないのですが、ボールは蹴るようにしています。今はサッカー一色の生活です」

(取材・文 児玉幸洋)

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