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[関東2部]慶應義塾大、今年の10番は塾高出身MF茅野優希「責任のあるプレーを」

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MF茅野優希が流れを呼び戻す得点を決めた

[4.28 関東大学L2部第3節 早稲田大1-4慶應義塾大 早稲田大G]

 前半を2点リードで折り返した慶應義塾大だが、後半の入りでは早稲田大にやや押し込まれてしまった。そんな空気を変えるゴールをMF茅野優希(4年=慶應義塾高)が決めた。

 後半14分、カウンターからFW塩貝健人(2年=國學院久我山高)の出したスルーパスに反応した茅野は、そのままスピードに乗ったドリブルでエリア内に侵入。GKとの1対1を決め切って、流れを呼び戻した。

 サッカー人生の集大成を飾るつもりで今シーズンを迎えている。4年生で伝統の背番号10をつける茅野だが、卒業後はプロ選手を目指すことはなく、一般企業への就職を希望。「ソッカー部で培ったものを生かして、ビジネスの世界に挑戦したい」という思いで、現在就職活動に励んでいる。

 10番を託してくれたチームメイトへの恩返し、2部リーグを優勝してチームを1部復帰へと導くことを最大の目標に掲げている。「10番を背負わせてもらったからには責任であったり、チームを勝たせる役割を感じている。得点もそうですが、何よりチームのために戦うことだったり、責任のあるプレーを心掛けるようにしています」。塾高出身MFがソッカー部のために力の限りを尽くす。

(取材・文 児玉幸洋)


●第98回関東大学リーグ特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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