マンチェスター・ユナイテッドのFWロビン・ファン・ペルシーはホームデビュー戦となったフルハム戦(3-2)で移籍後初ゴールを決め、喜びを爆発させた。「ホームデビュー戦で、しかも自分がゴールを決めて、チームも勝ったわけだから、この試合のことは忘れられないだろうね」。クラブの公式HPでそう語ったファン・ペルシー。前半3分に先制される嫌な雰囲気をスーパーボレーで一蹴した。

　前半10分、左サイドからのDFパトリス・エブラのクロスを左足ダイレクトボレーで蹴り込んだ。DFにマークに付かれながら、わずかしかないコースを通す圧巻ボレー。「ボールがバウンドしていたし、あれしか方法がなかった。上手くタイミングが合って良かった。時には運も必要だと思うし、今日はラッキーだったと思う」。オールド・トラフォードのサポーターへの挨拶代わりの同点弾が試合の流れも一変させた。

　昨季まではアーセナルの一員として立っていたピッチ。「もちろん、これまでとは違った体験になったよ。アウェーとしてプレーしていたときから、このスタジアムは広くて、ピッチの状態も良くて好きだった」。そう指摘する背番号20は「今では自分がユナイテッドの一員となって、ファンも僕を温かく迎え入れてくれて、応援してくれた。本当にうれしかったね」と、ユナイテッドサポーターに感謝した。

「これからは僕がチームメート全員の特徴を理解して、みんなも僕の特徴を理解していく必要がある。まだ100%のコンディションは仕上がっていない。この1か月でまともに試合に出場したのは、今日が初めてみたいなもの。試合を重ねていけば、もっと状態は上がっていくし、あと数週間あれば、試合用のコンディションは整うと思う」

　エバートンとの開幕戦(0-1)は途中出場だったファン・ペルシー。FWウェイン・ルーニーが約4週間の離脱を強いられる可能性もあるだけに、MF香川真司とともに攻撃陣を牽引していくプレーが期待されそうだ。

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