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途中出場で見せ場つくった宇佐美、「レギュラーは絶対に取れる」

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 ブンデスリーガは25日、第1節2日目を行い、MF宇佐美貴史の所属するホッフェンハイムは敵地でボルシアMGに1-2で敗れた。1-1の後半24分から途中出場した宇佐美は「点を取れれば良かったが、良いところは多少はつくれたと思う」と、手応えを口にした。

 投入直後の後半29分には積極的にミドルシュート。1-2と勝ち越されたあとの後半43分には左サイドでボールを受けると、縦に仕掛け、グラウンダーのクロスを送った。DFにクリアされ、同点ゴールとはならなかったが、20分余りの出場時間で十分に見せ場をつくった。

「俺みたいなタイプが周りにいない分、そこはいいかなと。アピールしやすいので、しっかりやるだけ。典型的なドリブラーというか、がんがんサイド突破というタイプはいないと思うし、試合に出ればこれからもアピールしていけると思う」

 ロンドン五輪に参加していたため、大事なプレシーズンの時期にチームを離れていた。「戦術はまったくやってなかった。ちょうどそこが抜けている状態だった」。新チームで出遅れる中、18日のDFBポカール(ドイツ国内杯)に続いて先発起用を見送られた。それでも交代の一番手として起用されたことに監督からの期待と信頼も感じている。

「チャンスはいつ来るんやろと思っていたら、一発目でしっかり使ってもらえた。(交代枠の)3番目に来るのと1番目に来るのでは全然違う。個人的には一発目で呼ばれてうれしかったし、戦力としてしっかり見てもらえている」。そう感謝した宇佐美は「まだまだここから長いですし、レギュラーは絶対に取っていけると思う」と力強く話していた。

(取材 了戒美子)

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