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清武が7戦ぶり5アシスト目もニュルンベルクは敗戦、今季初の連勝ならず

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 ブンデスリーガは9日、第11節1日目を行い、MF清武弘嗣の所属するニュルンベルクは敵地でマインツと対戦し、1-2で敗れた。開幕から11試合連続で先発出場した清武は0-2の前半40分に7試合ぶりとなるアシストを記録。3試合連続のフル出場を果たしたが、反撃及ばず、チームは今季初の連勝を逃した。

 前節のボルフスブルク戦(1-0)で7試合ぶりの白星を挙げたニュルンベルクだが、この日は苦しいスタートを強いられた。マインツは前半12分、右サイドを個人技で突破したMFニコライ・ミュラーがそのまま中に切れ込み、右足でゴール左隅にねじ込む先制点。同21分にはスルーパスに抜け出したMFイバンシッツがGKもかわして無人のゴールに流し込み、2-0とリードを広げた。

 劣勢の展開の中、孤軍奮闘したのが右サイドで先発した清武だ。前半31分、清武の右クロスにFWペクハルトが頭で合わせるが、ゴール左へ。その直後には清武が左45度から強烈なミドルシュートを放ったが、GKの好セーブに阻まれた。そして迎えた同40分、右サイドからのFKのチャンスで清武の正確なクロスにDFニルソンが打点の高いヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。

 9月21日のフランクフルト戦(1-2)以来となる清武の7試合ぶり今季5アシスト目で1点を返したニュルンベルク。後半4分には清武のパスから左サイドをオーバーラップしたDFプラッテンハルトがフィニッシュまで持ち込んだが、GKにキャッチされた。その後も清武が積極的にボールに絡むが、同点ゴールが遠い。後半28分には立て続けにセットプレーのチャンスを4回つかみ、清武が正確なキックでゴール前に供給したが、決め切れなかった。

 何とか追いつきたいニュルンベルクは後半29分、一気に3選手を交代。4-2-3-1から中盤をダイヤモンド型にした4-4-2にシステムを変更し、清武は左サイドにポジションを移した。同34分には清武がミュラーに対し、ファウルを犯すと、倒れ込んだミュラーを引き起こそうとした清武にマインツFWシャライが激高。小競り合いに発展し、清武、シャライ両方にイエローカードが示された。

 1点をめぐり試合は激しさを増すが、両チームともに次の1点を奪えない。ニュルンベルクは必死の反撃を見せたが、そのまま1-2でタイムアップ。今季初の連勝はならず、2試合ぶりの黒星となる今季6敗目を喫した。


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