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フィテッセが1-1でアヤックスの今節優勝を阻止…ハーフナーは途中出場

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[4.6 エールディビジ第31節 フィテッセ1-1アヤックス]

 エールディビジは6日、第31節を行った。FWハーフナー・マイクの所属するフィテッセはホームで首位アヤックスと対戦し、1-1で引き分けた。ハーフナーは前節ヘレンフェーン戦(2-2)でヘディングシュートの着地の際に右足首を痛めた影響でベンチスタート。1-1で迎えた後半29分にピッチに入ったが、得点に絡むことができず、2戦連続ゴールとはならなかった。

 この試合でフィテッセが敗れ、同時刻キックオフの2位フェイエノールトが引き分け以下の結果で、アヤックスの優勝が決定。クラブ史上初の4連覇となる。この大一番にヘルレドームスタジアムには、オランダ代表のルイス・ファン・ハール監督やマンチェスター・ユナイテッドのFWロビン・ファン・ペルシーらが観戦に訪れた。

 最初にチャンスを迎えたのはフィテッセだった。前半16分、FWクリスティアン・アツの右CKからDFグラム・カシアがヘディングシュート。これは右ポストを叩いたが、同25分にフィテッセが先制する。ゴール正面からのFKをMFザカリア・ラビアドが無回転キックで直接狙う。これはGKヤスパー・シレッセンが弾いたが、こぼれ球に詰めていたカシアが中央に折り返し、FWバートランド・トラオレが左足で押し込んで先制点。その5分後にも決定機が訪れたが、ラビアドがGKとの1対1を制することができず、追加点とはならなかった。

 さらに前半終了間際の45分、アヤックスのDFラインでの横パスをMFダビー・プレパーがカット。プレパーのスルーパスに抜け出したMFマルコ・フェイノビッチがGKをかわして、無人のゴールに左足シュートを放ったが枠を大きく外し、1-0で前半を折り返した。

 ボール支配率こそアヤックスに負けていたが、前半はシュートを15本も放ったフィテッセ。この勢いのまま後半に追加点を挙げたかったが、後半開始早々の3分に同点を許してしまう。アヤックスは左サイドをFWコルベイン・シグトルソンがドリブルでDFラインを突破。GKとの1対1を制して、1-1。試合は振り出しに戻った。

 その後は均衡した状態が続く。フィテッセは後半29分にハーフナー、さらに同38分にチーム得点王のMFルーカス・ピアゾンを投入し、攻勢を強める。しかし、最後まで勝ち越しゴールを奪うことができず、1-1で試合終了。アヤックスの今節の優勝を阻止したが、フィテッセは4試合白星なし(2分2敗)となった。


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