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シメオネ:「決勝戦から決勝戦へ」

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D・コスタについては「虎にとっては何でもない切り傷」

 13日のリーガ・エスパニョーラ第33節、アトレティコ・マドリーは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦を2-0で制した。残り5節となった段階でも首位を維持するアトレティコだが、ディエゴ・シメオネ監督はチームが優勝候補であるとの見解を否定。しかしながら、チームの哲学である“試合から試合へ”を“決勝戦から決勝戦へ”という言葉に変化させている。

 スペイン『マルカ』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えた。

「我々は次の金曜に決勝戦(リーガ第34節エルチェ戦)を戦うんだ。ほかの人間は(アトレティコが優勝候補だと)語ることができる。論理的であり、それが普通のことだろう。しかし金曜には決勝戦が控えており、我々はそれだけに集中しなくてはならない。すべてのアトレティコスにとって、“試合から試合へ”は変化を遂げた。現在は“決勝戦から決勝戦”だ」

「今はエルチェ戦だけに集中している。それが最も近い決勝戦だ。選手たちが休み、回復し、エルチェとの決勝戦に臨む以外に考えることはない」

 シメオネ監督は、謙虚さを持つ必要を強調している。

「難しい試合で偉大な仕事を成し遂げた。この重要な結果は、残り5節の時点で求めていた場所に我々を立たせるものだ。残りは5節であり、チームは後方から走ってくるチームに敬意を表す。我々は大きな謙虚さでもって、残りが5節となったことを認知している」

「常に言ってきたことだが、すべては我々次第なんだよ。私はチームの野心、仕事、努力、謙虚さに依存すると主張し続けてきた。ここから前に進み続むためには、全員が謙虚さを持たなければならない」

 得点を決めた際に左ヒザがポストに当たり、担架で運ばれたFWジエゴ・コスタにも触れた。クラブは同選手について、「少し傷がついただけ」と発表している。

「D・コスタは大丈夫だ。彼はゴールを決めるためにポストにヒザをぶつけた。しかし“ティグレ(スペイン語で虎の意)”にとっては、何でもない切り傷だよ。今日は全員が素晴らしい努力を見せてくれた」

 マドリッドに本拠を置くコリセウムで行われたこの試合には、多くのアトレティコファンが駆けつけている。

「チャンピオンズリーグで努力を振り絞った後だが、再び人々が付き添ってくれたことは本当に喜ばしい。彼らは貴重な存在であり、我々は試合を通してその声を聞き続けていた。金曜の試合でもスタジアムが満杯となることが想像できるし、人々は残り5試合の決勝戦に備えているはずだ」


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