beacon

自力V復活のバルサ「再びチャンスが訪れた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 リーガ・エスパニョーラは11日、第37節を行う。2試合を残してアトレティコ・マドリーが勝ち点88で首位だが、バルセロナも勝ち点3差の2位。どちらにも自力優勝の可能性は残っている。

 アトレティコは残り2連勝で文句なしに18年ぶり10回目のリーガ制覇が決まるが、最終節はバルセロナのホームで直接対決を残している。前半戦での対戦は0-0の引き分けだったため、バルセロナは勝って勝ち点で並べば、直接対決の成績でアトレティコを逆転できる。

 前節3日のヘタフェ戦に2-2で引き分けたあと、バルセロナのヘラルド・マルティーノ監督、選手たちは白旗を上げるようなコメントを残していた。ところが、翌4日にアトレティコと3位レアル・マドリーがそろって敗戦。さらにレアルは7日に行われた延期試合でも引き分けに終わり、状況は一変した。

「だれもが思っていたように、私たちも、すでにリーグ優勝できないと思っていたが、それが間違いだったことにみんな喜んでいる」。記者会見でマルティーノ監督はこの1週間を振り返り、「我々には再びチャンスが訪れている。あらゆる努力をここに集中させなければならない」と力を込めた。

「私たちが首位を譲り、ライバルにリーグ優勝のオプションを与えたように、今度は逆に対戦相手が私たちにタイトル奪取の可能性をくれた」。目まぐるしく変わるタイトルレース。「リーグ戦の急展開に私は驚いていない。これがサッカーだし、サッカーにはすべてがあり得るからだ」。一度は絶望の淵に追い込まれたバルサ。蘇ったディフェンディングチャンピオンが逆転で連覇を成し遂げるか。


▼関連リンク
リーガ・エスパニョーラ2013-14特集

TOP