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今夜にもV消滅のレアル「リーガが終わるか、もしくは…」

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 リーガ・エスパニョーラは11日、第37節を行う。3位レアル・マドリーは敵地でセルタと対戦するが、今節の結果次第では優勝の可能性が消滅する。

 4日のバレンシア戦(2-2)、7日のバジャドリー戦(1-1)と2試合連続のドローに終わったレアル。残り2試合で首位アトレティコ・マドリーとは勝ち点4差で、今節、セルタに勝ったとしても、アトレティコが勝てば、最終節を待たずに逆転優勝は不可能になる。

 カルロ・アンチェロッティ監督は試合前日の記者会見で「サミ・ケディラアルバロ・アルベロアは間違いなくプレーする」と明言した一方、FWクリスティアーノ・ロナウド、DFペペ、DFラファエル・バラン、DFダニエル・カルバハル、MFアンヘル・ディ・マリアの欠場を明かした。

 昨年11月15日、ドイツ代表として出場したイタリア代表との国際親善試合で右膝前十字靭帯断裂の重傷を負ったケディラが出場すれば、リーガでは昨年11月9日のソシエダ戦以来、約半年ぶりの復帰となる。指揮官は「ケディラの体調はまったく問題ない。医師のプレー許可も下りており、プレーする自信とやる気がある。90分はプレーできないが、肉体的、精神的コンディションは非常にいい」と説明した。

 一方で前節のバジャドリー戦で太腿に違和感を訴え、前半9分に交代したC・ロナウドについては「体調が100%ではないのでプレーしない。体調が100%でないなら、我々はリスクを犯さないだろう。彼抜きで勝つことを考えなければいけない」と、起用しない考えを明らかにした。

 指揮官は「チャンピオンズリーグ決勝のことは考えていない」と、24日の欧州CL決勝に向けて温存するのではないと強調する。あくまでリーガ残り2試合で勝つための策だ。「我々は全力を尽くすつもりだ。なぜなら数字的にまだ可能性が残っているからね」。優勝の可能性が消えるか、最終節を前にさらなる混戦となるか。アンチェロッティ監督は最後まで望みを捨てていない。

「我々はリーガでいくつも勝ち点を落としたが、勝利するための2試合がある。明日、リーガが終わるか、もしくは我々が考えているように、よりオープンになる可能性もある。多くのサプライズが起こっているし、再びそれが起こったときのための準備をする必要がある」


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