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チームに合流の清武、去就は不透明のまま

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ニュルンベルク新監督:「他クラブにとって興味深い選手だ」

 ニュルンベルクに所属する日本代表MF清武弘嗣は17日、クラブでのトレーニングに合流した。だが、2部での戦いとなる新シーズンに向けてこのままニュルンベルクに残留するのかどうか、去就は不確定なままだ。

 ハンブルガーSVが清武の獲得に関心を持っているとも先日報じられたが、ニュルンベルクが放出を考えるようなオファーは現時点で届いていないようだ。清武は合流前にマルティン・バーダーSD(スポーツディレクター)およびヴァレリアン・イスマエル新監督と話し合ったが、清武自身がどのような意志を持っているのかは明かされていない。

 イスマエル監督は、クラブ公式ウェブサイトで清武の状況について次のとおりコメントしている。

「オープンな話し合いだった。彼は今、我々のクラブと契約しているというのが事実だ。もちろん、ワールドカップや昨シーズンがうまくいかなかったとしても、彼のようなプレーヤーは他クラブにとって興味深い選手だ。だが、今のところ彼に対して良いオファーは届いていない。それも事実だ」

 また、清武本人は以下のように語った。ドイツ『ビルト』や『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』が伝えている。

「僕はニュルンベルクの選手ですから。ニュルンベルクは2部でプレーすることになったので、僕も2部の選手になったということです」

 清武が不在の間、ニュルンベルクのトップチームからは10人以上の選手が移籍している。監督だけでなく選手も大幅に入れ替わったことに、清武も「ほとんど誰も知らないですね」と、馴染む時間が必要だと感じているようだ。これからの数日間で「まず、みんなの名前を覚えないと」と話している。

 しかし、清武が新たにチームに溶け込む努力を見せても、今夏にニュルンベルクを離れる可能性は残っている。イスマエル監督も「サッカーの世界では時折、すべてが急に変わることがある」と同選手の移籍を除外していない。

 また、ニュルンベルクはこれまで2シーズン清武に専属通訳をつけていたが、新シーズンに向けて通訳との契約を更新しなかった。これも、クラブが清武の放出を検討していることを表しているのかもしれない。

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