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古巣に長期的視点を求めるキーン氏 「ファン・ハールの仕事には時間がかかる」

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 元マンチェスター・ユナイテッド主将のロイ・キーン氏は、今季のタイトル獲得が絶望的となった状況にも、クラブはルイス・ファン・ハール監督に十分な時間を与えるべきだと主張している。

 ユナイテッドは9日にFAカップ準々決勝でアーセナルをホームに迎え、1-2で敗戦。プレミアリーグでは首位チェルシーに大きく離された状況で、ファン・ハール監督就任1年目でのタイトル獲得の可能性はほぼ潰えることになった。

 デイビッド・モイーズ監督が率いた昨季は低調な成績にクラブはしびれを切らし、シーズン4試合を残して解任。だが今回は長期的な見通しでチーム再建を進めるべきだとキーン氏はイギリス『BBC』で語った。

「ファン・ハールは批判されることになるだろうね。それは予想できるよ。彼には2年や3年のチャンスを与えるべきだ」

「デイビッド・モイーズにももっと時間を与えるべきだったが、そうしなかった。これからまた変えてしまうのだろうか? ファン・ハールはまだやって来たばかりだ。文字どおり再建の仕事であり、時間がかかるものだ」

 リーグでは現在4位に位置するユナイテッド。来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得が最大の目標であり、残された最後の希望でもある。

「(4位以内を逃せば)悲惨なことだろうね。クラブ関係者や元選手たちの問題は、いつも昔を振り返って10年前のチームと比べてばかりいることだ。前を向くべきだよ。今の選手たち、今の監督たちに目を向けて支えるべきだ。トップ4入りの力は十分にあると今でも思っているけどね」

 ユナイテッドは今週末に4位争いの直接のライバルでもあるトッテナムと対戦。その後もリヴァプール戦、マンチェスター・シティ戦、チェルシー戦など3月から4月にかけて上位との対戦が集中しており、ファン・ハール監督は正念場を迎える。

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