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「イタリア人によるアッズーリ」を求めるマンチーニ 国外生まれは代表に値しない?

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 インテルロベルト・マンチーニ監督は23日、イタリア代表でプレーする選手はイタリア生まれであるべきだとの見解を示した。

 イタリア代表のアントニオ・コンテ監督は先日、今月の代表戦に向けて3名を初招集した。そのうちの2人、サンプドリアFWエデルはブラジル出身で、パレルモMFフランコ・バスケスはアルゼンチン出身だ。

 マンチーニ監督は報道陣に対し、コンテ監督がルールにのっとって国外出身選手を招集するのは構わないとしつつ、自身は「イタリア人」による代表チームにすべきとの考えだと強調した。

「イタリア代表はイタリアでなければいけない。代表でのプレーに値するのはイタリア人の選手であり、イタリアで生まれていない選手は、たとえ親族がいたとしても、代表でプレーするに値しないと思う。あくまで私の意見だがね」

「ドイツはそういう選手たちでワールドカップ(W杯)を制覇した? だが、彼らの選手たちはドイツ生まれだよ」

 だが、国外出身選手がイタリア代表でプレーするのは、エデルやバスケスが初めてではない。

 優勝した2006年のドイツW杯でも、アルゼンチン出身のマウロ・カモラネージ氏がイタリア代表としてプレーした。ほかにも、FWアマウリやMFチアゴ・モッタ、FWパブロ・オスバルド、DFガブリエル・パレッタといった現役選手たちから、古くはオマル・シボリ氏やジョゼ・アルタフィーニ氏なども、国外出身ながらイタリア代表のユニフォームを着ている。

 マンチーニ監督の主張に対し、コンテ監督は次のように述べた。

「代表や私の周辺ではいつも騒動を起こそうとするんだね。私に言えるのは、こういう招集をしたのは私が初めてではないということだ。これがルールなんだ。これがサッカーなんだよ。過去にもいたはずだ。前回のW杯では、全786選手のうち83名がそういう選手たちだったんだ。あらゆる意見を尊重してはいるけどね」
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