beacon

クロップ、バイエルンと同じレベルにはないと認めるも…「チャンスがないと思って試合に臨むことはない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ドルトムントユルゲン・クロップ監督が2日、4日のブンデスリーガ第27節バイエルン戦に向けて会見した。クロップ監督はバイエルンと同じレベルにないとしつつ、「妥当な結果」を残したいと述べた。

 昨年11月の対戦でバイエルンにアウェーで1-2と逆転負けしたドルトムント。クロップ監督はこの一戦を次のように振り返っている。

「この何年間か、彼らとの試合ではしっかりとプレーできたと思う。今季の前半戦は、我々が最も不調にあった時期での対戦だったが、一方的なものにはさせなかった。ただ、途中から明らかに彼らが上回っていたがね」

 だが、そのバイエルンは今回、MFアリエン・ロッベン、MFフランク・リベリ、DFダビド・アラバといった主力を欠いている。

「もちろん、ロッベンやリベリがいるかどうかの差は大きい。プレースタイルが変わるからね。だから、この試 合に向けての準備もそれに合わせることになる」

 主力を数名欠いたとしても、バイエルンの強さは確かなものだ。クロップ監督も、クオリティーへの影響はあまりないとみている。

「間違えた考えをしないでほしい。バイエルンの前線には、(トーマス・)ミュラー、(マリオ・)ゲッツェ、(ロベルト・)レワンドフスキらがいるんだ。決して弱い攻撃陣ではない」

「(離脱中の)選手たちには同情している。ロッベンはしばらく大きなケガがなかったからね。アラバも復帰したばかりだった。彼はファンタスティックな選手だ。本当に残念だよ」

 圧倒的な強さを誇るバイエルンだが、今季は2敗している。クロップ監督はそれらの試合を参考にするつもりだ。

「もちろん、ボルシアMG戦は見た。ボルフスブルク戦もね。とにかく、バイエルンとの試合では、非常に良い守備をしなければいけない。そして攻守の切り替えからチャンスをつくり、それらを生かしたいね」

 後半戦に入って前半戦のスランプからは抜け出したドルトムントだが、クロップ監督はバイエルンと同じ土俵に立っているとは考えていない。そのうえで、一つの試合で結果を出すことは可能だと話した。

「バイエルンと同じレベルとは考えていない。ただ、チャンスがまったくないという考えでそれぞれの試合に臨むこともないよ。今回も同じだ。たとえ我々が10位で、大きな勝ち点差があってもね」

「我々はホームなんだ。試合前から相手に勝ち点を譲るつもりなどない。ただ、大口をたたくこともないよ。(チャンピオンズリーグの)ユベントス戦でも試合前は意気込んでいたからね。今は多くを語らず、プレーを通じて妥当な結果を手にすることを目指している」

▼関連リンク
ブンデスリーガ2014-15特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP