元イングランド代表主将のデイビッド・ベッカム氏が、若いサッカー選手にアドバイスを送った。同氏は「犠牲」を払うことが成功への重要な一歩だと考えている。

　現役時代に大きな成功を手にしたベッカム氏は、アディダスの映像メッセージでこのように話している。イギリス『ミラー』が伝えた。

「周囲は私のピッチでの成功をトロフィーやメダルで判断する。個人的には、楽しむことができたか、目標を達成したか、ということで判断するね」

「8、9歳のとき、私は代表に憧れた。自分の国を代表して、ワールドカップに行くチームに選ばれたかった。そして、FAカップで優勝したいとも思った。幸運にも、そういった夢をすべて実現させることができたんだ」

「子供に『どうしたらプロのサッカー選手になれる?』と聞かれたら、サッカーを楽しまなければいけないと伝えるよ。でも、もっと大事なことは、自分自身を捧げることだ。犠牲を払わないといけない。犠牲こそ、私にとって最も重要なものの一つだ」

　2日に40歳の誕生日を迎えたベッカム氏。大きな成功の裏には、多大な犠牲があったはずだ。