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ベニテス、マドリー会長にモラタの買い戻しを要請か

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 スペイン『アス』はレアル・マドリーの新指揮官となったラファエル・ベニテス監督が、ユベントスFWアルバロ・モラタの獲得を望んでいることを報じた。

 『アス』曰く、ベニテス監督はマドリーと契約を結ぶ前に行われたフロレンティーノ・ペレス会長との話し合いで、モラタを手元に置く願望を示したという。同指揮官は4-2-3-1システムを採用することにおいて、モラタを“理想的な9番”と捉えているとのことだ。

 マドリーのカンテラーノであるモラタは、昨夏に移籍金2200万ユーロでユベントスに加入。マドリーは売却の際にユベントスと買い戻し条項を定めており、今夏に同選手を再獲得する場合には3000万ユーロ、来夏には3500万ユーロをユベントスに支払わなければならない。またモラタとは買い戻し条項を行使する際に年俸250万ユーロ以上の5年契約を結ぶことで合意している。

 一方で『アス』は、ベニテス監督のモラタに対する興味が、ペレス会長のマンチェスター・シティFWセルヒオ・アグエロ獲得の意思と衝突するものであるとも報道している。

 もしマドリーがモラタではなく、アグエロ獲得を目指す場合には6000万ユーロ以上の移籍金が必要になると見られ、同クラブが6億ユーロの総負債を抱えると主張する『アス』は、同金額を捻出するために選手売却が必要となることを指摘。対してモラタの獲得費用については、買い戻し条項で定められた移籍金額から昨夏の売却額を差し引いた800万ユーロと、アグエロに比べて安価であることを記載している。

 マドリーが実際にアグエロかモラタの獲得に動く場合、FWカリム・ベンゼマの立場が危うくなることは間違いないだろう。『アス』はフランス代表FWが残留を望んでいるとしながらも、クラブ側が以前のように重要な選手と捉えていないことを今一度強調している。

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