beacon

ジル、“アンリ発言”に大人の対応「もう怒っていない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 アーセナルのFWオリビエ・ジルが14日、シンガポールで開催された2015-16年シーズンのアウェーキット発表イベント後に取材に応じ、クラブとフランス代表のOBであるティエリ・アンリ氏の自身へのコメントに反論したことについて言及した。

 今年4月、アンリ氏は首位チェルシーとの大一番を0-0で引き分けた古巣を批判。中でもストライカーである同郷に後輩ジルには「彼がいるアーセナルはリーグタイトルを獲得できるだろうか?」と投げかけ、批判した。

 これに対しジルは先日、フランスメディアに「彼は間違っていた」と応戦。「ああいう発言を聞くのは気分の良いものじゃない。それも、かつてのフランス代表とアーセナルのストライカーの発言なのだから、残念だよ」と怒りをぶつけた。

 これらのことを改めて振り返ったジルは「最初は理解できず、もっと説明してほしかったですが、大丈夫です。もう怒っていません」とコメント。「サッカー選手としては、まわりの言うことを気にしすぎず、とにかく前を向いて顔を上げて自分のプレーを信じることが大切。アンリが意味したかったことは、もう理解しています」と“大人の対応”を見せた。

 来年6月には母国フランスでEURO2016が開催される。新シーズンでタイトルを獲って、気分よく迎えたいところだ。ただ、自身の目標については「個人的な目標は今はありません」とキッパリ。「チームとしては自分がここに来てから4つ目のタイトルを獲りたい。リーグを獲りましょう」とフォア・ザ・チームを強調した。

 また、代表で背負う背番号9がチームでは空き番となっているが、「考えていなかったけど背番号は変えたくないですね。もう12番のユニフォームで僕の名前の入ったシャツを買っているサポーターもいるから変えたくないですね」と笑顔で答えていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●プレミアリーグ2015-16特集

TOP