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人種差別行為のチェルシーファン、最大5年間の試合観戦禁止処分

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 パリの地下鉄で人種差別行為を働いたチェルシーサポーターの4名へ処分が下された。英『BBC』などが報じている。英・ストラトフォード裁判所は3名に5年間の試合観戦禁止処分、1名に3年間の試合観戦禁止処分を下した。

 今年2月17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦の第1戦。敵地で行われたパリSGとの試合前に事件は起きた。『Youtube』などに投稿された動画によると、パリ市内の地下鉄でチェルシーサポーターが乗車しようとした黒人男性を2度に渡って突き飛ばし、「俺たちはレイシストだ」と叫んだ。

 試合後にチェルシーはサポーターの行為を非難。すぐさま調査を行うと、試合から2日後の同19日には3名のサポーターへ「試合観戦停止」処分を下していた。

 英『BBC』によると、地下鉄で人種差別的行為を行ったジョシュア・パーソンズ、ウィリアム・シンプソン、リチャード・バークリーの3名には5年間の試合観戦禁止処分。ジョーダン・マンデーには3年間の試合観戦禁止処分が下されたという。

 ギャレス・ブランストン判事は今回の裁判で「夕方のパリの地下鉄での行為は明らかに人種差別的な憎悪により起きた」と説明。「欧州でのイングランドのサッカーの名声を傷つけた」と語った。

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