レアル・マドリーが、インテルMFマテオ・コバチッチ獲得目前に迫っている。スペイン『マルカ』が伝えた。

　マドリーはコバチッチを引き入れるためインテルと交渉を続けてきた。当初3500万ユーロを要求していたインテルに対し、マドリーが準備していたのは2500万ユーロ。1000万ユーロ程度の開きがあったとされる。

　だが両クラブの交渉は最終的は固定額2800万ユーロ(約38億円)にボーナス500万ユーロ(約7億円)で決着した模様だ。マドリーは19日にサンチャゴ・ベルナベウでコバチッチの入団会見を開き、獲得を発表する見通しだという。

　一方、コバチッチはすでにマドリーと個人合意に達していたとみられる。21歳のクロアチア代表MFは新たなクラブで年俸250万ユーロ(約3億5千万円)の5年契約を結ぶことが濃厚だ。

　インテルのロベルト・マンチーニ監督は「残念だが、遵守しなければいけないルールがあり、ファイナンシャルフェアプレー(FFP)のこともある」とコバチッチの放出を認めていた。インテルは今夏MFジェルダン・シャチリをストーク・シティに移籍させており、2人目の高額売却を実現させることになりそうだ。

---

●セリエA2015-16特集
●2015-16シーズン欧州移籍情報